低視聴率だけじゃなかった「アイアンシェフ」打ち切りの理由

2013年03月19日 16時00分

 フジテレビが視聴率3冠奪回の切り札として昨年10月にスタートさせた料理バラエティー番組「アイアンシェフ」の3月打ち切りが決まった。低視聴率だけでなくスターシェフの不在と出演者からの不人気ぶりが大きな理由だった。

 1990年代に一大ブームを巻き起こした人気番組「料理の鉄人」。料理人が1時間以内にテーマの食材で味を競う料理バトルで、鹿賀丈史(62)による華麗で大仰なMCや名ゼリフもあり、23時台の放送にもかかわらず6年間の平均視聴率が14・8%を記録する“おばけ番組”だった。

 古きよき時代をもう一度と、番組をリメークしゴールデン帯にもってきたが、「やはり昔の番組だったんです。当初から“鉄人”に代わる“アイアンシェフ”の3人がなかなか決まらず、狙いをつけていた有名シェフにはことごとく出演を断られた。当時と違って、料理の腕を自慢したい料理人は、そういない。料理人も立派な“職人”ですから、腕をひけらかすのはちょっとねぇ…。最終的に100人近いシェフに出演オファーをかけたそうですよ」(テレビ局関係者)。

 キャラが弱い料理人と、淡々とこなす主宰の玉木宏(33)では、いささか力不足。昨年の大みそかも特番を組んだが、4%台の視聴率と振るわず、数千万円ともいわれる豪華セットもわずか2クールでお役御免となる。

「でも一番の問題はアイアンシェフも挑戦者も1時間以内に料理ができないことが多かった。当然収録は押してゲストサイドからのクレームが毎回のお決まりでしたから」(同)

 最後は旧鉄人とアイアンシェフの勝負でも見てみたいものだが…。