GACKT憂鬱再燃 スピンドル騒動年明け立件なら無傷でいられない?

2018年12月27日 11時00分

仮想通貨の広告塔を務めていたGACKT

 ガクトコインのその後は――。歌手GACKT(45)が広告塔を務めていた仮想通貨「スピンドル」をめぐる一連のトラブルが、事件化される可能性が出てきた。スピンドルは5月の上場直後に大暴落。GACKTを信じて出資した人は怒り心頭で、全国各地で告発する動きが相次いでいる。捜査を取り仕切るのは、あの大阪府警。8月に起きた“大失態”の汚名返上とばかりに、並々ならぬ決意を燃やしているという――。

「本人は『逃げ切った』と思っているようだが、そんなに甘くないよ」

 そう語るのは警察関係者だ。通称「ガクトコイン」と呼ばれる仮想通貨「スピンドル」をめぐるトラブルが表面化したのは7月。GACKTは自身のブログなどでスピンドルの素晴らしさを宣伝し、出資者向けのセミナーでは熱弁を振るった。

 そのかいあってか、数百億円の大金を集めることに成功。上場前のプレセールでは1スピンドル(SPD)=30円弱で取引されていたが…。

 5月に海外5か所の仮想通貨取引所で上場するや、大暴落。上場日に価値は10分の1にまで下がり、いまや1SPD=0・25円程度と目も当てられない状況になっている(25日現在)。

 あくまで投資は自己責任。適正な市場原理が働いての暴落ならば問題ないが、スピンドルに関しては“ハメられた”可能性が捨てきれない。一部週刊誌ではGACKTを含めた運営側が上場直後に売り抜き、ボロ儲けしたとの情報も…。

 またスピンドルを企画・販売するB社は無登録営業で、1月に金融庁から資金決済法違反の疑いがあると通告されたいわくつきの会社。B社の元社長が過去、金融庁から行政処分を受けていたことものちに判明した。

「出資者にしてみれば『そんな話聞いていない』『詐欺だ!』となる。結果、今回の暴落で大損した人たちが全国各地でスピンドルの関係者を告発している。すでに受理され、捜査が始まっているところもある」(事情を知る関係者)

 当初、この案件は本紙既報通り、サイバー犯罪を扱う警視庁生活安全部内のサイバー犯罪対策課が担当していたが、告発の流れを受け、大阪府警が仕切ることになったという。前出関係者の話。

「告発のあった地方警察の合同捜査という形で進んでいたが、年末になって大阪府警の担当になった。背景にはあの大失態に対する名誉挽回の意味もあるのだろう」

 あの大失態とは、8月に府警富田林署から樋田淳也被告(30)が脱走した事件だ。樋田被告は行方をくらますどころか、自転車で日本一周を目指す“サイクリスト”に変貌。一般人と気軽にツーショット撮影に応じるなど、府警のメンツは完全に潰された。

 今月13日には恥の上塗りとばかりに、当時の留置担当だった巡査部長がスマートフォンを留置場に持ち込み、逃走発覚までエロ動画を閲覧していたことも判明した。

 冒頭の警察関係者は「樋田被告確保まで49日間もかかり、府警には非難が集中した。汚名返上には、世間に響く事件をやるのが一番。スピンドルの一件は、GACKTまで(捜査が)いくかは別として、名前は間違いなく出てくる。府警が前のめりになるのもわかる」と話す。

 当のGACKTは“売り抜け疑惑”について、周囲に「自分も損している」と説明。ブログでも「(マスコミで)いろんなことが書かれていた。酒のツマミには十分なほどネタが満載だった。大いに笑わせてもらった」と、余裕をブチかましていたが…。

「すでに関係各所のガサ入れは始まっている。当局はGACKTを広告塔ではなく、運営側の一員と判断している」(同)

 GACKTは元日放送の「芸能人格付けチェック! 2019お正月スペシャル」(テレビ朝日系)に出演予定。ここまで格付け55連勝中だが、プライベートは危険な綱渡り状態が続いている。