20日放送のテレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」は、モデルのローラ(28)が沖縄の米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設に関し、工事中止の嘆願書への署名を呼びかけた話題を特集した。

 18日にインスタグラムで表明したローラのフォロワー520万人は国内タレントでは渡辺直美(31)の840万人に次ぐ2位。しかも若い世代が中心とあって、影響力は絶大だ。ローラの投稿後、2日で4万5000人の署名が集まり、目標の10万人を突破する反響となった。

 一方で、芸能人が政治的な話題に触れたことには賛否両論が飛び交っている。CMの契約条項に抵触する可能性があり、仕事が減るなどの影響が指摘された。

 そんななか、女優の高木美保(56)はローラの発言を全面的に支持した。
 
「日本は有名人とか芸能人とかの政治的発言はタブーっていう、その発想を変える時代じゃないか」と主張。

「インターネットで世界とつながる。世界の中で日本だけが鎖国状態のような考え方でいていいのかなと思うし、政治的発言は政治家を倒そうということではなくて『この国をよくしたい』『政治家にもよくなってもらいたい』そういう純粋さをローラさんの中から感じる」とローラの勇気を高く評価した。

 仕事への影響については「例えば『自然を守る』という発言をしたならば、自然環境を破壊するようなプラスチック製品のコマーシャルはできなくなるかもしれません。でも、その代わり、彼女のできることは広がっていく。すぐに仕事に差し障るということではないと思う」と一定の制限がかかることを認めつつも、新たに活動の幅が広がることを確信。

「一つは環境のため、一つはみんなにパワーを注入している。両方の素晴らしさがある」と力を込め「私は拍手喝采ですね」と信念を貫くローラの姿勢を称賛した。