「OKポーズ」でおなじみ、モデルのローラ(28)が18日、インスタグラムで沖縄の米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設工事中止の嘆願書への署名を呼びかけた。

 署名はホワイトハウスへの嘆願書サイトで8日にスタート。名護市辺野古沿岸の新基地建設の工事を来年2月の県民投票の日まで停止するよう求める内容で、30日以内に10万人集めると、米政府が内容を検討する決まりになっている。

 インスタで520万人ものフォロワーを抱えるローラ。ストーリー機能を使い「みんなで沖縄をまもろう! たくさんの人のサインが必要なんだ」と呼びかけると、瞬く間に参加者が膨れ上がり、この日の午後、目標の10万人を突破した。

 このほか、沖縄出身のタレント・りゅうちぇるやラサール石井、東ちづる、お笑いコンビ「ウーマンラッシュアワー」の村本大輔らも賛同している。

 天然キャラのイメージが強いローラだが、8月にはユニセフに1000万円寄付したり、SNSを通じてプラスチックごみ問題に言及するなど、社会貢献活動に積極的に取り組んでいる。

 ローラを知るある人物は「もともと彼女は慈善活動に熱心でした。昨年、所属事務所とトラブルになり、活動拠点を米ロサンゼルスに移したことも大きい。向こうでは著名人が政治や社会問題について発信するのは当たり前ですからね」と語る。

 日本でもそうした意思表明が当たり前になりつつあるが、一方でテレビ界からはこんな声も…。

「辺野古への基地移転を進める官邸に“忖度”して、ローラの起用を渋る局が出てくるかもしれません。官邸は影響力のある人に政権批判されるのを嫌がりますからね」とはテレビ関係者。

 それでも自分の信念を貫くローラ。かつてのおバカキャラではないようだ。