「第8回AKB48紅白対抗歌合戦」が16日、東京・文京区の東京ドームシティホールで開催され、総勢174人のメンバーが参加した。

 2011年にスタートし、AKB48グループのメンバーが紅組、白組に分かれてパフォーマンスを競い合う年末恒例のイベント。昨年に続き「FNS歌謡祭」「僕らの音楽」「堂本兄弟」など数々の音楽番組を手掛けるフジテレビ音組のきくちPが演出を務め、全曲生演奏のステージを披露した。

 審査員は3年連続5度目となるヤンキース・田中将大投手(30)、社会学者・古市憲寿氏(33)らが務めた。古市氏といえば、前日(15日)のHKT48単独公演でグループからの卒業を発表した指原莉乃(26)との番組共演が多い一方で、相性がまるで合わず“犬猿の仲”として知られる。

 指原は過激な発言で知られる古市氏に「悪いこと言わないでくださいね!」とけん制すると、古市氏は「もう怒られた…」と苦笑いするしかなかった。

 司会は8回連続となるタレント・堺正章(72)と、6回連続のフリーアナウンサー・内田恭子(42)が担当。サブMCはAKB48グループ次期総監督の向井地美音(20)が務めた。

 向井地は「まだまだな私ですけど、精一杯頑張りたいと思います」と決意表明。現総監督の横山由依(26)が「『ジキソー』(次期総監督の略)と呼んでください」とお願いすると、「もうメンバーに会うと『ジキソー』と呼ばれています」と明かした。

 また、堺が生歌&生演奏が売りのイベントについて、わざわざ「口パクなし!」と話すと、「毎年そうです。やめてください!」と早速、総監督らしく大御所の暴走をピシャリと制止した。