爆笑太田が見たM―1「真剣になりすぎ、笑う雰囲気なくなった」

2018年12月15日 11時00分

爆笑問題の太田

【現役放送作家X氏の芸能界マル秘ウラ話】とろサーモンの久保田かずのぶとスーパーマラドーナの武智正剛が、先日行われた「M―1グランプリ2018」の打ち上げの席で、SNSの動画中継を用い、審査員の上沼恵美子に問題発言をし、その後、謝罪。先輩芸人からの説教が続いた。

 南海キャンディーズの山里亮太は「久保田、武智。(事務所の)SNS講習で習ったろ?『飲んだらやるな、やるなら飲むな』って。何やってんだよ! 俺、それですごいミスしたことあるんだから」と、注意されていたにもかかわらず、やってしまった2人にあきれている。

 土田晃之は今回の件を俯瞰(ふかん)。「上沼さんに意見あるんだったら、それこそ、ぶっちゃけ、賞レースなんて全部、吉本興業さんがやってるものじゃない。M―1だろうが、キングオブコントだろうが、R―1とかだろうが。上沼さんだって『ぜひ、大御所席にいてください』って頭下げられて、お願いして来てもらってるわけだから。これ、事務所を辞めるぐらいの覚悟で言うんだったら全然いいんだけどね」と指摘する。

 ナインティナインの岡村隆史も「やっぱり裏のことも考えて、どういう経緯で上沼さんが審査、引き受けはったのかとか。そういうのもやっぱり、いろんな人が頭下げて『上沼さんに審査員お願いします』って言うたわけじゃないですか。最終的に、なぜか分かんないですけど、キングコング梶原に相談したという話はありますけども…」という。

 また岡村は、M―1自体が熱くなりすぎていると感じている。「ほんまに、なんと言うてあげたらええのか。悪いのは、あの2人ですけども。思うに、みんなM―1出てきて決勝出る人って、ほんまに漫才が好きで、M―1に懸けすぎてるんですよ」

 爆笑問題の太田光も「まぁ、ちょっと真剣になりすぎてるきらいがあるからな、M―1はな。もう、笑う雰囲気じゃなくなってきちゃってるのはあるからね」と語る。

 そういった状況に対し、おぎやはぎの小木博明は「すごいよね。(M―1は)スポーツになっちゃってっから。俺らやってた時は漫才だから。そう、シャレじゃん。それで順位をつけるもんじゃないって思ってたじゃん、ネタに対して。今はスポーツだから。そう、金メダル取りたくなっちゃうのよ」と言う。

 相方の矢作兼も「シャレなんだから、芸人の大会なんてさ。いいんだよ、『不公平、不公平』って言わなくて」。

 そして「別にいいじゃんな。普通の関西のオバちゃん目線が入ってたって。あんなの、ただの1票だぜ。あれがさぁ、関西のオバちゃんが5人いたら嫌だよ。それは、ちょっと審査員ちゃんとやってくれよって思うけど…」と力を抜くように諭している。

 ケンドーコバヤシは「『M―1勝ったら、人生変わる』って、全員ほんまに言うんやけど。でも、その次やからな、人生変わるんは」と後輩芸人たちに伝えたいようだ。

 熱くなりすぎて大ケガするよりは、シャレだと思ったほうが、明るい未来が待っていそうだ。

☆現役放送作家X氏=1967年、東京・神楽坂生まれ。23歳でラジオ番組で放送作家デビュー。現在はPTAから苦情が絶えない某人気バラエティー番組やドラマの脚本を手掛ける。