“最後の独身大物芸人”今田耕司(52)が5日、都内で行われた「Yahoo!検索大賞2018」(ヤフー株式会社主催)で司会を務めた。

 巧みな話術で引っ張りだこの今田は、2日に行われた「M―1グランプリ2018」でも、女優・上戸彩(33)とともに司会を務めたばかり。平成生まれの新星コンビ「霜降り明星」の優勝で幕を閉じたが、その直後、昨年覇者「とろサーモン」の久保田かずのぶ(39)がとんでもないことをやらかした。

 決勝で7位に沈んだ「スーパーマラドーナ」武智正剛(40)のインスタライブに出演。2人は酔いにまかせて「そろそろ辞めてください。自分目線の自分の感情だけで審査せんといてください。お前だろ、わかるだろ、一番右側のな!」「右のオバハンにはみんなうんざりですよ」「『嫌いです』って言われたら、更年期障害かって思いますよね」などと、審査員を務めた関西の女帝・上沼恵美子(63)に罵詈雑言を浴びせかけた。

 ネットが大炎上する事態に、2人はSNSで謝罪したものの焼け石に水。上沼は3日のラジオ番組で「こんな年寄りがね、ポンと座って偉そうにしている場合ではないんですよ」などと審査員を退くことを示唆している。

 歯に衣着せぬ発言で大人気の上沼だが、関西テレビの重役を務めた夫が定年退職したことをきっかけに、ストレスから体調不良に陥る「夫源病」を患った。夫婦は別居中で、人知れず悩みを抱えている。

 それでも、姉妹漫才コンビ「海原千里・万里」としてキャリアをスタートさせて頂点に駆け上がった経緯から、業界への恩返しのために審査員を務めた。後進のためにあえて苦言を呈したつもりが裏切られ、夫の裏切りとともにダブルパンチを食らった格好だ。苦労して築き上げたキャリアを相次いで否定された上沼の心中はいかばかりだろうか。察するに余りある。

 ネットニュースでも話題の的だったこの騒動について、所属する吉本興業の先輩にあたる今田は「久保田ね。本当にあの男だけは…。改めてお酒は怖い。気をつけないとダメ。後で怒っておきますから。上沼さんには引退せず、来年もやっていただきたい」とコメント。「謝らせていただきます。ウチの後輩がすみませんでした」と上沼に頭を下げた。