マンガ「キン肉マン」の原作者・ゆでたまごの嶋田隆司氏が4日、都内で行われた「キン肉マン酒場オープニングセレモニー」に出席した。

 1979年に週刊少年ジャンプで連載をスタートさせ、来年で40周年を迎える「キン肉マン」。嶋田氏は「15歳でデビューしてやってきましたが、毎日が楽しかった」と振り返る。ゆでたまごは嶋田氏と作画担当の中居義則氏の2人が組んだペンネームだが「2人でやってきたのが長く続けられてきた秘訣。2人組だと、よくケンカして別れるなんてことも聞くけど、そんなことはなかった」と語った。

 期間限定でオープンした居酒屋ではマンガに出てくるキャラクターや技を題材にしたオリジナルメニューもある。同店のPR大使となった天木じゅん(23)はキン肉マン風のセクシーコスチュームで登場。オリジナルメニューの一つで「悪魔将軍プレゼンツ地獄の九所封じ石鍋豆腐」の激辛度マックスの「地獄の断頭台」というメニューに挑戦した。「普段の料理も刺激がないとつまらない」と激辛料理好きを公言していた天木だが、「辛すぎる」と絶句した。

 現在、「週プレNEWS」で連載している「キン肉マン」。嶋田氏は「新しい読者もいますが、大半はアラフォー。キン肉マンを読んでいると子供のころを思い出して嫌なことも忘れられて頑張れるという声が届く。死ぬまで続けていきたい」と誓った。