チンピラ役のために前歯を抜いた北村一輝 本人が語る「役者魂」と違うワケ

2018年12月01日 16時30分

北村一輝

【現役放送作家X氏の芸能界マル秘ウラ話】俳優の北村一輝は、1998年に映画で麻薬の売買をしのぎとするチンピラを演じるために前歯を抜いた。

「抜いた歯と削った歯とかいろいろあるんですよね。チンピラということで、ダメなことをやっていた昔を想像させるために、溶けたような歯を作ろうと思って削って、抜けるところは抜いて、根っこから抜けるところと、先だけ抜けるところと、削るところととかを、全部でいじったのは11本。見えるところだから」とテレビ番組で語っている。

 なぜそこまでできたのか。意外なことに、それは“役者魂”の類いではないという。

「まあ髪の毛を切るみたいなことですよね。人によっての考え方があるんでしょうけど、僕は少しでも見る人がわかりやすい方が良いかなっていうのがあるんですよ。子供が見てもわかるようにといつも考えているんですね、昔から。怖い役は本当に怖く。子供が見ても怖く。それがリアルな演技じゃなくたって、わかりやすくて良いんですよ。褒められるために演技をしているわけじゃなくって、楽しませるためにお芝居をしたいので」と抜歯のワケを語っている。

 逆に500万円かけて歯を入れたことが、仕事を増やすきっかけになったというのはバナナマンの日村勇紀だ。

「俺は、それが本当にあると思う。テレビ映りが全然違うもんね」と認めている。相方の設楽統も「やっぱり今みたいにお仕事をもらうのは、これが一個あると思う」という。「気持ち悪いんだ。『それはお前、無理だよ!』って思うもん、前の歯を見てると。それで、今よりちょっと(体が)細いんだ。歯並びグッチョグチョの細いヤツが。妖怪みてえなの。気持ち悪い」と振り返り、自らを嫌悪する。

 奥歯がないころの日村は食事も大変だった。

「ベビースターをほとんどのみ込んでたっていうね。だからノドが痛かったって。歯が治ってからは『ベビースターがあんなグチョグチョになるとは』ってね。今の歯になるまでに相当時間かかって、上の歯は総インプラントだから。下も奥歯はインプラント。歯茎切って、チタンを埋めてね。それを固定するまでに時間がかかって」と設楽はいう。

 仕事のためではなく、ただただ仕事がイヤで自力で歯を抜いた男がいる。雨上がり決死隊の宮迫博之だ。イベントの打ち上げで、かつての吉本印天然素材のメンバーが集まり、昔話に花を咲かせ、もう一度、みんなで集まって何かしようという話が持ち上がったときのこと、宮迫は重い口を開いた。「ダンスはやらないよな。あんだけイヤだった踊りをどうしてもう一度やるんだ? 今更やるんだったら、当時も頑張って踊ってたよ。ダンスの稽古がイヤで歯を引きちぎってしまった。イライラしてな。グラグラした歯じゃないよ。普通の健康な歯だよ。『これくらい、嫌なんじゃ!』って言いながら、歯を自分で引き抜いた」とウソのようなホントの話。

 もちろん宮迫は大後悔しており「やらなければ良かったってね。自分でも引きちぎれるなんて思わなかった。それくらいイヤだった」とか。

☆現役放送作家X氏=1967年、東京・神楽坂生まれ。23歳でラジオ番組で放送作家デビュー。現在はPTAから苦情が絶えない某人気バラエティー番組やドラマの脚本を手掛ける。