キャスターの小倉智昭(71)が26日、MCを務めるフジテレビ系「とくダネ!」で、ぼうこうがん手術のため27日から長期休養に入ることを報告した。

 小倉は2016年5月にぼうこうがんの手術を受けた。今月5日、今月下旬に膀胱がんによる膀胱全摘出手術を受け、長期休養に入ると発表していた。

 番組の最後に症状について「今まで2回内視鏡手術をして、温存しようと頑張ってきましたが、ついに前立腺や尿道のほうに若干広がりを見せています。ほかの部位に転移する前に全摘することになりました」と明かし、入院のため「あしたからお休みをさせていただきます」と報告した。

「小腸を縫い合わせて膀胱の代用にします。神経がないため、排尿に慣れるまでリハビリが必要です」と説明。「いつも人のことを根掘り葉堀り聞くのでウソをつきたくない。初めのうちはオムツや尿漏れパッドなどが必要」と術後について包み隠さず話した。復帰については「リハビリがうまくいって、これだったら仕事になるぞっというときに、またとくダネ!に戻らしてくれます」とした。

 重苦しいムードを嫌うように「私が画面に映っていて、身震いしたら『漏れたな』となるのが、番組の新たな見どころになります。そういうことが
現実問題として起こり得ます」とコメント。続けて「膀胱がんでお悩みの方は大勢いらっしゃると思います。そういう人のためにも、逐一報告するのが自分の義務だと思っていますので、また手術をして戻ってきた暁には報告させていただきます。それまで番組をよろしくお願いします」と頭を下げた。