日本でも安定した人気を誇る伝説のロックバンド、クイーンを描いた伝記映画「ボヘミアン・ラプソディ」。主役のフレディ・マーキュリーを熱演した米俳優ラミ・マレック(37)には、米アカデミー賞主演男優賞候補の呼び声が高まるなか、さっそく熱愛の噂がささやかれている。その相手とは――。

 英紙デーリー・メールは今週、高級ブランド店が立ち並ぶハリウッドのロデオ・ドライブで、ラミが英女優ルーシー・ボイントン(24)の肩に手をまわして仲良く歩く姿をキャッチした。

 この女優、まだなじみの薄い名前だが、実は「ボヘミアン・ラプソディ」でフレディが“人生最愛の人”と呼んだメアリー・オースティン役に抜てきされたロンドン出身の元子役なのだ。

 欧米の芸能メディアは「2人はこの作品で知り合い、まるで映画のように私生活でも恋人同士になった」と報じている。
 クランクアップした後も主演男優とその恋人役という立場から、2人は映画のPRで英米をはじめ、多くの国を一緒に巡ったことで、一層関係が深まったようだと各メディアは報じている。

 映画の中でも重要な役であるメアリーは今年67歳になる実在の人物で、フレディが1970年代に婚約者として同棲した女性。その後、フレディがゲイであることを告白した後も互いに人として愛し合い、91年にフレディが亡くなるまでずっと精神的支柱になった。そんなメアリーにフレディは遺言により莫大な財産のほとんどを残している。

 そのフレディの27回目となる命日が24日で、映画が上映中ということもあり、同日は世界各地の劇場などでフレディをしのぶイベントが予定されている。日本でもニコニコ生放送がミュージックビデオや過去のライブ映像を24時間放送する。

「ボヘミアン・ラプソディ」は先週末現在、国内動員ランキングで公開2週目も連続1位を維持。累計興行収益13億2000万円を達成。世界市場ではすでに3億ドル(約340億円)を超え、音楽アーティストの伝記映画としては、現時点でヒップホップグループN.W.A.を描いた「ストレイト・アウタ・コンプトン」(2015年)に続く歴代2位となっている。