お笑いタレントの宮川大輔(46)が22日、都内で行われたスマホ決済サービス「PayPay」の記者発表会にゲストとして出席した。

 宮川は出演する日本テレビ系バラエティー番組「世界の果てまでイッテQ!」の「祭り企画」のやらせ疑惑が報じられてから、初の公の場。

 発表会終了後、去り際に報道陣から騒動についてコメントを求められると「ご心配おかけして申し訳ありませんでした」と頭を下げて謝罪したうえで「僕は本当に元気なので、スタッフと一丸となって、またみんなに笑ってもらえる番組にしたい。反省するところは反省して…」と答えた。

「『祭り企画』は中止になったが」と聞かれると「まだちゃんと聞いてないんですけど、いったん、お休みして、その間でどうなるかですけど。僕は信じております」。「降板はされない?」という質問には「頑張ります…」と言葉少なだった。

 週刊文春が2週連続で、同番組で放送された「ラオスの橋祭り」「タイのカリフラワー祭り」に対するでっちあげ疑惑を報道した。番組では、18日放送の冒頭、テロップとナレーションで約1分間、謝罪して、「『祭り』企画については、当面の間、休止することといたします」と発表していた。

 一部で憔悴しているとも報じられた宮川。イベント関係者が引き揚げるように促しても、神妙な表情で受け答えを続ける姿は痛々しかった。

「宮川さんは今もやらせ疑惑について、きちんと説明を受けていない。というのも、バラエティーで“やらせ”か“演出”かの判断は難しく、日テレも出演者に今後を含めた説明ができる段階ではない。ただ、現状報告だけでもきちんとするべきでしょう。宮川さんを矢面に立たせてしまっている日テレの姿勢には、内部からも批判の声が上がっている」(日テレ関係者)

 放送倫理・番組向上機構(BPO)の審議入りは免れず、最悪の場合、打ち切りもある。出演タレントのイメージに傷をつけてしまう可能性もあるだけに、早急に説明する必要があるだろう。