「男根」「女性器が埋め込まれた球根」などの絵画がいくつも並ぶという、異色過ぎる絵画展が先日まで行われていた!

 富山県富山市在住の画家、牧田恵実さん(27)が東京・浅草橋で「第1回白鯨会展」と題して開催したものだ。

 来場者を驚かせたのは「18禁」というのれんが掲げてある部屋に展示されている作品だ。この部屋にはエロ過ぎる絵画が並ぶ。

「ずっと男根などを描いてきましたが、オナニーのシーンを描くのは初めてです。ある日、友達の女の子がオナニーをしている夢を見たんです。陸に打ち上げられた金魚のような格好をしていて、水を欲しているようにピクピクしていました。でも、その人をモチーフにして描くわけにはいかないので、自分がそれをやっていることになっています」

 それにしても過激だ。オナニーをしているところが描かれている「渇き」と題された作品。ほかに「孤高の存在」「精神の弱さが招いた過ち」などと題された「男根」の絵が並ぶ。どの「男根」もそそり立ち、その周りには、花やチョウなどが描かれている。

 展示スペースは2つに分かれていた。全年齢可となっている奥の部屋には、バオバブを題材にした100号サイズの「郷愁のバオバブ」や「性の島」と題された作品などが展示されている。バオバブは男根を暗示しているという。

「バオバブの木に恋をしたのは、中学1年生のころです。何度も夢に出てきました。そして、ほぼ同時期の中学1~2年生のころに初めて好きになった人の腕の血管に欲情しました。汗まみれの腕に色気を感じたんです。本能的にしゃぶりつきたいなと思いました。初めてリアルな男根を見たのは、22歳のころになります。そして、バオバブの木の形と血管が男根にリンクしたんです」

 牧田さんは、現代美術家の会田誠さんの助手をしていたこともあり「ナチュラルボーン・ペインター(天性の画家)」と注目を集めている。