日本を代表するハードロックバンド「EARTHSHAKER(アースシェイカー)」がメジャーデビュー35周年を記念した全国ライブツアー「35th Anniversary Tour THE STORY GOES ON」(来年5月まで)を17日からスタートした。18日には滋賀県野洲市の「BARI―HARI」で行った。

 アースシェイカーは、歌謡曲のようなメロディアスな楽曲のハードロックの先がけとして、多くのアーティストに影響を与えてきた伝説のバンドだ。

 本紙に対し、ボーカルの西田“MARCY”昌史は「アースシェイカー35周年ツアーに気合を入れます。これまでと同じく日本中の街へ歌いに行こうと思っています。それと、日本伝統文化芸術などジャンルを超えたさまざまなアーティストとのコラボレーションもやっていく予定です」と語る。

 ツアーに先がけて、メジャーデビュー35周年記念アルバム「THE STORY GOES ON」と西田のソロアルバム「GARAGE」を11月7日に同日発売している。ソロアルバムはT―BOLANの「離したくはない」など、ヒット曲のプロデューサーでもある西田がアースシェイカー楽曲から選曲し、ピアノアレンジで再レコーディングしている。

「今回のソロアルバムは、シンガーとして35年歌い続けてこれた感謝を込め、僕の歌そのものであるアースシェイカーを歌うことにしました。メンバーそれぞれの個性がぶつかり合うバンドサウンドから、メロディーと歌詞だけを取り出し、今の僕だからこそ伝えられる歌があると信じ、精一杯の思いを込めました。バンドとは全く異なるサウンドですが、アースシェイカーの歌であることは間違いないのです。アースシェイカーのニューアルバムとともにファンの皆さんに楽しんでいただけたらと思っています」と西田は話している。