2016年3月に経歴詐称疑惑を報じられた経営コンサルタントの「ショーンK」ことショーン・マクアードル川上氏(50)が16日、都内で行われた「アートオリンピア2019」開催発表会に出席。騒動後、初めて公の場に姿を見せた。

 グレーのスーツにグレーのネクタイ、黒縁メガネ姿で登場。やや痩せた感じはあったものの、以前と変わらない低音ボイスとヒゲを蓄えた端正なルックスは健在だった。

 川上氏は司会進行の前に「アートオリンピアの山口理事長とのご縁、そしてこのプロジェクトを誠に微力ながら支援の機会をいただきまして、本日司会進行の大役を務めさせていただくことになりました、ショーンKです。よろしくお願い致します」とあいさつで感謝の言葉を口にした。

 川上氏は「ショーンK」の愛称でラジオのDJやテレビ朝日系「報道ステーション」のコメンテーターなどでも活躍した。

 しかし、2016年3月、週刊文春で経歴詐称疑惑が報じられ、自身の経歴でハーバード・ビジネス・スクールで経営学修士号(MBA)を取得などと記述していたことが事実でないことが明らかになった。

 報道をきっかけに、川上氏は翌4月スタート予定だったフジテレビ系情報番組「ユアタイム」のメインキャスター出演を自粛。他局のレギュラー番組もすべて降板し、自身がナビゲーターを務めるラジオ番組で経歴詐称を認め、謝罪した。

 その後、今年1月1日放送のTOKYO MX系特別番組「世界見聞録~モンゴルで経済と豊かさを考える旅」で騒動後、1年10か月ぶりにテレビ復帰。今年6月にTOKYO MX系「THE VISIONARY」でもレギュラー出演を果たしていた。