23日に仮面女子を卒業する神谷えりな(27=アリス十番)が10日、東京・秋葉原の仮面女子カフェで生誕祭ライブを行った。「10年後に泣けるやつ」をテーマに設定したライブは担当カラーのピンク色に染まった。

 思い入れがあり、沸ける曲をセレクトした神谷は最後のあいさつで約7年間のアイドル生活を振り返り「人と関わることが本当に苦手で、ここに立っていることが信じられないくらい閉鎖的でした。そんな私を変えてくれたのがファンのみんなだったり、メンバーでした。みんなも人との出会いで少しずつ変わっていると思います。こうやって出会えたのは奇跡と運命。私はそれに感謝しています」と頭を下げた。

 ライブを終えた神谷は「今日という日を10年後に思い出して笑えるように思いを詰め込みました。最後っていう感覚はなかった。最後、ちょっと泣いちゃったけど、笑顔で過ごせた」と満足げな表情。卒業式当日は2部だけでなく、1部からラスト仕様で臨む。「今まで大切にやらせていただいた楽曲をすべて披露したり、長く在籍していたスチームガールズにも参加したい。最後のお別れができることを感謝しつつ、この体で感じたい」とラストステージへの思いを明かした。

 神谷は2012年、OZ(候補生ユニット)の初期メンバーとしてデビュー。同年10月に誕生した、仮面ユニット「スチームガールズ」メンバーとして長く活動してきたが、今年2月「アリス十番」に昇格した。当初から「神乳Gカップ」を武器にグラビア、映画、バラエティー、ユーチューバーとして活躍し“仮面女子のシンボル”と呼ばれるまでになった。ライブ中にリーダー・桜のどか(28)らは「思い残すことがないように」と胸にタッチした。

 OZから同じユニットの道を歩んできた川村虹花(22)は大粒の涙を流した。「候補生時代からやってきたことを思い出し、胸がいっぱいになった」と号泣の理由を話した。だが神谷は「なあちゃん(川村)はOZの時に、ダメ出ししたんですよ」と返す。川村は「デビュー前にダンスを見たらリズムが取れないんです。(神谷は)それをおっぱいのせいにしていたから、ヤバイな、大丈夫かな?と思って『この子、入れないほうがいいです』と頼んだんですよ」と打ち明けた。「今は本当にうまくなりました」とフォローしたものの、今だから笑い話にできる“神乳秘話”にメンバーは大笑いした。

 10年後の姿を聞かれた神谷は「美魔女になりたい」と即答。プライベートについては「出会いがあれば、いっぱい結婚して、いっぱい子供を産みたい」と欲張る神谷にメンバーは「胸は垂れちゃうよ。いっぱい結婚って、バツいくつになるの?」と突っ込み。囲み取材は最後まで笑いが絶えなかった。