女装家のマツコ・デラックス(46)が7日、都内で行われた「平成30年産 北海道米『新米発表会』」に登場した。

 北海道産米「ななつぼし」の新CMキャラクターに起用されたマツコは着物姿で登壇。カメラのフラッシュの少なさに「私の着物姿が世の中にあまり求められていないことが分かったわ」とボヤいた。

 会場がホテルだったため、別の部屋では披露宴が行われていた。マツコは「横でオカマが米食ってるんだから、笑いものよ! ホテルに『金返せ!』って言うわよ」と自虐ネタを飛ばした。

 だがイベントでは「ななつぼし」の新米を堪能。「去年より、ちょっと甘みが強い…かも? おいしいわね」。さらに発売前の新ブレンド米「合組(ごうぐみ)」も試食し「ゆめぴりか(ブランド名)ほど、もちもち甘々ではないけど、ななつぼしよりはもちもち甘々で、いいとこどりよ!」とPRした。

 マツコがしゃべりまくったため、イベントは予定より30分以上オーバー。今回に限らずマツコが登場するイベントは、定時に終わらないことが多い。イベント関係者は「これこそ、マツコさんが各企業のPRイベントに引っ張りダコになる理由」と指摘する。

「マツコさんは気遣いの人で、サービス精神が旺盛。毒舌を飛ばしながらも、最後は丸く収まるように配慮するから、トークの時間が長くなるんです」

 それだけでなく「すごく義理堅いんですよ」とも言う。

「あれだけ売れっ子になったのに、早い時期から自分を起用してくれた東京MXテレビのレギュラー(番組)にいまでも出演し続けている。失礼ながらMXのギャラはキー局に比べて格安。それでも恩義を忘れず、ずっと出続けているんです」(同)

 人情派のマツコは業界関係者の人気も高いとか。まだまだ人気は続きそうだ。