5日放送のフジテレビ系「バイキング」ではシリアの過激派組織から解放されたジャーナリスト・安田純平さん(44)を特集した。

 前衆院議員の金子恵美氏(40)は安田さんがバッシングにさらされているのは、安田さんの言動が引き金を引いたと指摘。

「助けられたという事実があるのに、まだ身代金を支払わないという原則みたいなことをこの期に及んで言うっていうのは本当に私も理解できない。真っ先にどんな思いがあったり、どんな政治的信条があったとしても『ありがとうございました』っていうのが人としてすぐ出なかったのが、自己責任論に発展していったんだろうと思います」と安田さんの態度に疑問を呈した。

 安田さんは解放に向けた日本政府の努力に感謝する一方、解放のされ方への不満や取材への未練をにじませる発言もしている。
 
 金子は「失言はその後の政治生命を絶たれることになりますからね。一つひとつの言葉に責任持たなきゃいけない」と力を込めると、戦場ジャーナリストとしての安田さんの自覚不足を批判。

「ジャーナリストのスタンスってすごい尊いとは思うんですけど、一歩、海外に行った時点で外交問題になりかねない。ジャーナリズムの正義を犠牲に他国に貸しをつくってしまうようなことが起こるっていうことを考えてないことに非常に責任感を感じない」と突き放した。