昨年6月に死去した女優・野際陽子さんの娘で、世界的アクション俳優・千葉真一(79)を父に持つ真瀬樹里(43)が、初の殺陣ワークショップを開催することが1日、分かった。

 父譲りの殺陣の腕前には定評があり、ハリウッド映画「キル・ビルVOL.1」(2004年)に出演。殺陣指導も行った経験がある。

 真瀬は「殺陣とは命のやりとりを表現する“究極の芝居”であり、そのすべてにドラマがある。単に振り付けを覚えて動き、合わせるだけではただの踊りでしかない。思い通りにこなすには相当な肉体、技術の訓練が必要だが、稽古を積み、最後は立ち回りを一つ完成させて『楽しかった』『気持ち良かった』という経験をしてもらいたい。殺陣はスポーツではなく芝居。今まで味わったことのない緊迫感や一体感を、ぜひ体験していただきいたい」と意気込みを語った。

 このところ、異母弟の新田真剣佑(21)、前田郷敦(18)の人気が上がっているが、2人の名優を両親に持ち、幼いころから英才教育を叩き込まれた真瀬の演技力はずばぬけているだけに、貴重な機会となりそうだ。ワークショップは、29日〜12月7日に銀座九劇アカデミアで全4回開催される。