歌手の五木ひろし(70)が26日、東京スカイツリータウンでスペシャルミニライブとトークショーを行った。

 スカイツリーに足を踏み入れるのは人生初という五木は、以前、舞台で宙づりにされて以来の高所恐怖症だそうで、「最上階まで上りたい気持ちはあるけど、634メートルと聞くと足がすくむ」と、自身の弱みを告白。これに共演した元NHKアナウンサーの宮本隆治は「五木さんみたいな完全無欠で敵なしの人でも、ウイークポイントはあるんですね!」とツッコんで笑わせた。

 この日、五木は新曲「VIVA・LA・VIDA! ~生きてるっていいね!~」などを披露し、4階のアリーナをファンで埋め尽くして見せた。さすが人気の高さを見せつけた格好だが、先日、さいたまスーパーアリーナでのコンサートで、空席を理由にドタキャンした同い年のジュリーこと沢田研二についても言及。

 最初こそ「人それぞれですからね。それに関してはノーコメント」と話した五木。しかし、すぐさま「昔からよく仕事してるから彼の気持ちがよくわかるし、プロモーター側の気持ちもわかる」とした上で、「そりゃ人がいっぱいのところで歌うのは気持ちがいいですよ。でも、少なくとも私は一度もそういう(=ドタキャンした)経験はありません」と断言。与えられたステージを全うするのが自身のスタイルと明かした。