
映画の祭典「第31回東京国際映画祭」が25日、東京・港区の六本木ヒルズで開幕した。
オープニングイベントのレッドカーベッドでは、同映画祭コンペティション部門に出品されている映画「半世界」(阪本順治監督)に出演した稲垣吾郎(44)、長谷川博己(41)、池脇千鶴(36)、渋川清彦(44)が登場。
4人と阪本監督が登場すると、観客からは大きな歓声が上がった。稲垣は自身初めてのレッドカーペッドでのウオーキングとあって、感動の様子。「大切に作ってきたものがここ(東京国際映画祭)から、みなさまに届けられるんだなと。いまから新しいものが生まれるという感じです。多くの人に映画館に来ていただきたいですね」と話した。
映画で稲垣は、一人で山にこもり、生活する中で、人生や家族について向き合う中年の男・紘役を演じた。
公式インタビューでは「経験したことな役でしたが、自分の重なる部分がありました。これから自分が生きていく上で考えさせられるというか。見る方も(僕がいままで演じたことないので)新鮮ではないでしょうか」と話した。
コンペティション部門には同作を含め16作品が出品されている。