ワクワクさん最終回で50%超えなるか

2013年03月08日 16時00分

 NHK・Eテレ(教育テレビ)の長寿番組「つくってあそぼ」終了にあたり、ネット上で粋な計らいが拡散中だ。「23年も続いた番組の最終回で最高視聴率を取らせてあげよう!」という声が広がっているのだ。本紙は先日、「わくわくさん」ことタレント久保田雅人(51)のインタビューを記事(2月21日付)にしたが、好評につき、さらなる裏話も大放出する。

 


「わくわくさんとゴロリに有終の美を飾らせてあげたい」「3月30日の午前7時30分にはNHKをつけて最高視聴率を叩き出す努力を」「50%超えを目指そう」


 本紙記事が出てから、そんな呼び掛けがツイッターなどネット上で拡散中だ。番組が多くの世代から愛されてきたことが分かる話だ。


 Eテレの番組は視聴率とは無縁なはずだが、久保田は「最終回をたくさんの人に見てほしい。大河(ドラマ)の17~18%ぐらい抜けるかな。前の大河は消費税くらいだったから超えられたかも。ははは」と冗談交じりに“最終回奇跡の視聴率”を望む言葉を口にした。


 番組視聴率は普段、10%前後。昨年末の紅白は50%を超えていない(ビデオリサーチ調べ、関東地区の後半が42・5%)。しかし、視聴者の“恩返し”が実現すれば…。「大河超え」はおろか「紅白超え」も現実になるかもしれない。


 番組の人気の秘密は「僕とゴロリのライブ感覚」と話す。


「僕もゴロリもリハーサルが嫌い。NGはいっぱい出した。自慢じゃないけど、最初から最後まで台本通りにしゃべったことが1回もない。覚えられない(笑い)。収録は月に1~2本。再放送も多いから突然若返ったり、老けたりしてる。帽子とメガネでごまかせた」


 制作陣との団結も強かった。「番組放送開始からのスタッフ10人が誰も死なないので、平均年齢は上がる一方。ゴロリの声と“内臓”(=着ぐるみの中の人)は別なんだけど、僕と内臓が一番下っ端。僕たちは23年間パシリなんだ」。人気者も裏ではパシリ扱いだ。「内臓がけっこうバカで、怒鳴ったことも2~3回ある」とも話した。


 番組出演中に生まれた3人の子供には、役者の仕事には進ませたくなかったという。「家に帰ると『あーやだやだ』『あー疲れた』『あの業界やだ』ってわざと言うようにしてたの。おかげさまで3人ともカタギになりそう」。すっかり親の顔になっていた。


 気付いたら役者になって23年もわくわくさんを続けた。番組は終わるが、今後も引退せずにわくわくさんとしてゴロリと講演とイベントに出続けるという。その前にテレビ史に残る大事件“3月30日の奇跡”を起こせるだろうか。