日テレ 視聴率「週間3冠王」でテレ朝に2回負けた衝撃と内情

2018年10月24日 11時00分

日本テレビの社屋

 日本テレビが蜂の巣をつついたような大騒ぎに見舞われている!! ビデオリサーチの調べによると、10月第3週(15~21日)の平均視聴率(関東地区)が3部門ともテレビ朝日を下回ってしまったのだ。視聴率「週間3冠王」の争いで日テレがテレ朝を下回ったのは今年2度目だが、制作サイドは危機感ゼロ。この状況について「今は低視聴率にあえいでいるフジテレビに似ている」との不吉すぎる声も上がっている――。

 視聴率3冠とは、全日(午前6時~深夜0時)、プライム(午後7~11時)、ゴールデン(午後7~10時)という3つの時間帯の平均視聴率のこと。日テレは今年、9月の第4週(24~30日)でも3部門でテレ朝に全敗し、「週間3冠王」をテレ朝に譲っている。番組改編期の10月に入り、再びテレ朝の後塵を拝してしまった。

「9月第4週に日テレは3部門ともトップを逃してしまったが、これは実に数年ぶりのこと。そのうえテレ朝は10月から鉄板のドラマ『相棒』に加え、視聴率クイーンと呼ばれる米倉涼子主演のドラマ『リーガルV~元弁護士・小鳥遊翔子~』もスタート。日テレ関係者は『10月以降の方がヤバイかも…』と漏らしていたが、それが現実のものになってしまった」(芸能プロ関係者)

 17日に始まった「相棒 シーズン17」は視聴率17・1%の好スタート。「リーガルV」も18日の放送が18・1%と高い数字を示した。日テレのドラマはプライム帯の「ドロ刑―警視庁捜査三課―」「今日から俺は!」などが平均10%前後だ。

 月間では9月まで58か月連続で3冠の記録を更新している日テレだが、9月第4週の失冠の際には局上層部が即座に幹部社員を招集し、対応策を出すよう指示したというが…。

「あまりに勝ちに慣れすぎてしまったのか、出てきたのは耳を疑うようなトンデモ案ばかりだったらしい。そのうえ制作関連の部署からは『負けたのはたまたま』とか『テレ朝はまぐれ』との意見が寄せられるばかりで緊張感はゼロ。社員の中には『気合が足りない』とか『たるんでいるから』などと、精神論で済まそうとする者までいた」(事情通)

 制作サイドはこんな調子で、敗因を真剣に考えようとする者はほとんどいなかった。番組をPRする宣伝部に責任をなすりつける者も多かったという。こうした現状に危機感を隠せないのが、編成部だ。

「我々は昔、フジテレビにかなわなかったころの日テレを知っている。今の雰囲気は本当にヤバイ。まして宣伝部の責任にするなんて、制作はどうかしている。そもそも今の宣伝部は、視聴率をアップさせるような力は持っていない」(編成部関係者)

 しかも最近の日テレではセクハラやパワハラの問題が続出している。4月には系列の熊本県民テレビ(KKT)の梅原幹社長がセクハラ&パワハラを理由に解任された。系列局とはいえ、梅原氏は長年にわたって日テレに在籍し、昨年には執行役員を務めていた。その後も、コンテンツ事業局で副部長の要職にあった男性社員がセクハラで更迭。元報道局キャスター・青山和弘氏はセクハラ疑惑が持ち上がり、異動となったばかりだ。

「最近は、テレビ局員のスキャンダルのほとんどが日テレばかり…。女性蔑視、コンプライアンスを違反しても管理職でいられる現状に視聴者も気付いている。これは全盛期のフジと同じですよ。おごり高ぶってはいけないんです」(放送作家)

 フジも今ではすっかり視聴率が低迷してしまっている。現在はまだ視聴率トップをキープしている日テレだが、フジと同じ道を歩むことになってしまうのか?