歌舞伎役者の中村獅童(46)、オタクタレントの“しょこたん”こと中川翔子(33)、声優の諏訪部順一(46)らが22日、都内で行われた映画「ヴェノム」(11月2日公開)のPRイベントに出席した。

 スパイダーマンの宿敵でマーベル史上最も残虐なキャラクターが主役。大のスパイダーマンファンで、いつもはスパイダーマンの衣装に身を包む獅童が、この日はヴェノムに扮して登場した。

「スパイダーマンが大好きなので、また関わることができてうれしい。日本中のちびっ子がおしっこを漏らしちゃうかもしれないほど怖いと思う。でも、吹き替えでは単に怖いだけでなく、ほんの少しかわいらしさが感じられるように気をつけた。これ、昼の1時半から支度している。なかなか暖かい」と上機嫌でコメント。「さっき控室で0歳の赤ん坊に完成形を見せた。どんな反応をするかと思ったが、いつも通りだった」と苦笑した。

 マーベル作品に初挑戦する中川は「すごく怖くてびびっちゃう。だけど、さっき、この格好のまま『よしよし』と赤ちゃんをあやしていた。泣かないのは、さすが獅童さんのお子さん」と、楽屋の様子を暴露。

 自らの仕事については「芸能人が吹き替えに挑戦というのは許せないという気持ちが分かるので、私の顔が思い浮かばないようにナチュラルな吹き替えを心がけた」と完成度の高さに胸を張った。

 また、イベントには日本語吹き替え版の主題歌を担当したロックバンド「UVERworld」も出演。ボーカルのTAKUYA∞(38)は「大好きなマーベル作品なので、依頼の話がきてうれしかった。作品の世界観を崩さないように、普段の僕たちとは違うダークな質感の音を心がけた」と曲作りの裏側を明かした。