タレントの堺正章(72)が19日に開幕したクラシックカーラリー「La Festa Mille Miglia(ラ フェスタ ミッレ ミリア)」で東京・原宿の明治神宮前からスタートした。

 同レースは世界的な名車が揃う、カーファン憧れの大会で、今年で21回目。走行ルートは明治神宮前~福島県裏磐梯から千葉県成田市~明治神宮前でゴールと今年は8年ぶりに「東北ルート」が復活した。

 堺の愛車は1948年製の「マセラティA6GCS」。真っ赤なボディーとうなるエンジン音に参加者の注目も集まった。

 スタート前、堺は「暴れるエンジンなんでね。雨が心配ですね」と話しながらも「今年は8年ぶりに東北ルートということで楽しみにしています」と笑顔を見せる。

 過去には2回優勝(1998、2000年)を誇り、今大会の目標について聞くと「漢字2文字です。なんだと思います? 優勝? 違います、『完走』です!」と、とぼけて笑いを誘う。

「今回はマッチ(近藤真彦)もいないし、ケン(横山剣=クレイジーケンバンド)もいないからね。車を運転していると、意外と景色を楽しむ余裕もないですけど、まずは完走を目指します。ゴールで会いましょう!」と意気込んだ。