19日放送のフジテレビ系「とくダネ!」は歌手の沢田研二(70)が17日の公演をドタキャンした話題を取り上げた。

 18日、報道陣の取材に応じた沢田は、主催者から観客が当初見込んでいた9000人より少ない7000人と聞かされたことに憤慨し、ライブを行うことなく帰宅したと説明した。ファンに謝罪する一方で「ひと言で言うと意地」と主張し、自身の正当性もアピールした。

 番組MCの小倉智昭(71)は「言い分に賛否はあると思うんですが、これだけの大歌手がよく出てきて、ここまできちっと自分の気持ちをお話しになったと思いますね」と沢田の姿勢を評価。

 続けて「ボクはいろんなコンサートを見て『これで歌手は納得するんだろうか』っていうような状況も何度も見てますので、沢田さんの気持ち、分かるんですよ。大きな会場で客が入ってないと、黒い幕で座席を全部覆うんですよね。それって見ていると気の毒でならない。特に栄光のある大歌手の場合は、かなりステージに立ってショックを受ける」と沢田の無念に寄り添った。

「売り出しの歌手だったら、主催者はそのへん通っている人でも『無料でもいいから入ってください』と言って強引な入れ方をして埋めたりするのよ。でも、ジュリーはそれじゃ納得いかないだろうから、主催者はもっとジュリーの気持ちを察しなければいけなかったのかなと思いますね」。同世代の小倉は最後まで沢田をフォローした。