女性アイドルグループ「愛乙女☆DOLL」(ラブリードール=略称・ラブドル)が14日、東京・渋谷の代々木公園で開催されたパラスポーツと文化のコラボイベント「スポーツ・オブ・アート」に出演した。

 同イベントはパラスポーツをもっと身近に感じてもらおうと、パラリンピアンの呼びかけで始まったもので、6回目の今年は東京、大分で2日間にわたって開催された。会場では車椅子バスケ、テニスなどパラスポーツの体験コーナーのほか、トークショーやアイドルのライブが行われ、多くの参加者が多様なコンテンツを楽しんだ。

 ライブを終えたラブドルは、代表理事で車椅子ランナーの廣道純(44)、パラ・パワーリフティング日本代表の市川満典(44)らとともにトークショーに出席。同イベントの出席者と公式応援ソング「三百六十五歩のマーチ 2017」をパフォーマンスし会場を盛り上げた。その後はパラ・パワーリフティングに挑戦。「学生時代は書道部でした」というハルナ(19)は「いける気がします!」とチャレンジしたが、20キロのバーを1センチ上げただけでギブアップ。「最近、腕立てふせをしています」と力自慢の佐野友里子(26)が20キロをクリア。リベンジに成功したリーダーは「腕がぷるぷるしています」と声を絞り出した。

 その後、本職の市川が40キロ、100キロを持ち上げるとメンバーは目を白黒させ「すごーい!」と称賛。競技を始めて9か月で日本代表にまでなった市川はTシャツを脱いで鍛え上げられた大胸筋と腕をアピール。「体験コーナーでタッチOKです」と体験コーナーへの参加を呼びかけ、会場を笑わせた。

 3年連続出演のラブドル・メンバーは「これからも文化とパラスポーツの普及のお手伝いをしていきたい」と意気込み、来場者から歓声と拍手が送られた。

 この日のアイドルライブにはアイドルカレッジ、アイドル諜報機関LEVEL7、桃色革命、IDOL☆HOLIC、スライムガールズ(仮面女子研究生)、仮面女子候補生、全力少女R、宮脇詩音らが出演した。