現役復帰か? 元プロレスラーでタレントの高田延彦(56=格闘イベントRIZIN統括本部長)、タレントの稲村亜美(22)らが3日、都内で行われた「IZUMI 2018Vシェーバー新製品発表会」(泉精器製作所主催)に出席した。

 高田は最強の格闘家について「エメリヤーエンコ・ヒョードル(42=ロシア)、ヴァンダレイ・シウバ(42=ブラジル)、いや那須川天心(20=TARGET)も強い。だが、あえていうなら妻(タレントの向井亜紀=53)かな。まあ、強いよ。無敵。私の弱点を知り抜いている」とジョークで笑いを誘った。

 そして「私は胴着を着てやる柔術をやったことがない。きょうこの後、初めてレッスンを受ける。ある程度極めたい」と明かした。総合格闘家として、グレイシー一族と死闘を繰り広げた高田だが、ここにきて柔術を始めるのだという。

「2002年の引退以来、人間との組み技、格闘技の練習をやっていないので、これはいかんなと思い始めた。いま総合格闘技の技術が進化している。知識的に追いつかないといけないという危機感がある。古傷があるのでハードなことはできないが、一から弟子になって色のついた帯を目指す。日々の励みになるし、RIZINに携わる中で、この経験が少しでも役に立てばと思う」。高田は思いの丈を打ち明けた。

 だが、その後、「もし親父狩りに遭ったら、相手を傷つけずにその場をうまく収めることができるだろう。世の中、何が起こるかわからない。万が一ということもある」とコメント。

 続けて「もしかしたら息子たちと戦う機会もあるかもしれない。相当タッパが伸びてきたし、厳しく育てたのでどこかで親父をやっつけたいと思っているかもしれない。挑戦状を叩きつけられても、打撃を使わずに下から三角絞めで傷をつけずに終わらせる。柔術を始める動機の数%は息子との対決対策。2人に狙われているから危機感がある」と語った。

 その一方、自らの“現役復帰”については触れず、否定も肯定もしなかった。格闘界きっての演技派で知られる高田だけに、これらの発言が“カムフラージュ”の可能性もある。柔術を極めた高田の動向に注目だ。