大阪・難波を拠点に活動する人気アイドルグループ「ＮＭＢ４８」が２日、千葉・幕張メッセで８周年記念ライブを開催した。

　同グループの「周年ライブ」が関東で開催されるのは初めて。結成当初からＮＭＢ４８のキャプテンとしてグループをけん引し、２７日に卒業コンサートを控える“さや姉”こと山本彩（２４）は、このライブがメンバーとして関東での最後の活動になった。

　アンコールでは卒業シングル「僕だって泣いちゃうよ」（１７日発売）が初披露され、選抜メンバー１８人のセンターとして歌唱。ファンから「さやか」コールを浴びた山本は「いや～“私だって泣いちゃうよ”みたいな…ああスベったな」とファンを笑わせた。

　その後、太田夢莉（１８）から改めてシングルの心境を聞かれると「今日は選抜メンバーで歌わせていただいたけど、ＭＶは７２人全員で撮った。私にとって最後のシングルをＮＭＢメンバー全員で出られたのがうれしい。これからも歌い継がれたらいいなと思います」と言葉を詰まらせながらグループへの思いを明かした。

　１７日に地元・大阪城ホールで８周年記念ライブ、２７日に大阪・万博記念公園で卒業コンサートを開催。コンサートは残り２回になり「ＮＭＢとしての８年間を思い出しながら、笑顔でやらせていただきたいと思います。最後まで私にできることをやり尽くして、ＮＭＢ４８人生を終わりたいと思います」と心境を語った。

　また、ライブでは吉田朱里（２２）が来春、自身のアパレルブランドを立ち上げることがサプライズ発表された。ブランド名などは未定だが、来年の春夏コレクションから活動をスタートさせるという。

　吉田といえば、メーク術などをユーチューブで配信中。女子人気が高まり、今年から女性ファッション誌「Ｒａｙ」の専属モデルも務める。「さや姉が卒業発表して、ＮＭＢがこれからどうなっていくんだという時に、私なりの形で引っ張っていきたい。８年間、一緒に活動している間は、さや姉には並べなかったけど、卒業してからは、ＮＭＢにおいてのさや姉のような存在になりたい。来年の春、楽しみにしててください！」と意気込んだ。