プロ麻雀リーグ「Mリーグ」が1日、開幕した。「TEAM RAIDEN/雷電」からドラフト1位指名された俳優の萩原聖人(47)は開幕戦に出場したが、1回戦は3着、2回戦は4着に終わった。

 Mリーグは7チーム(1チーム3選手)で各チーム80試合のリーグ戦を戦い、上位チームによるクライマックスシリーズを経て優勝を決める。この日は開幕戦の前に開幕式が行われ、初代Mリーガー21人に加え、最高顧問の川淵三郎氏が登場して開幕を宣言した。

 選手の中で最も注目を集めているのは萩原だ。Mリーグに参戦するため7月に麻雀プロになり、ドラフト会議で1位指名を受けた。並々ならぬ気合の入りようで「新しいスポーツ、新しいエンターテインメントの歴史の1ページ目を飾れることをうれしく思います。47にしてMリーグに、すごく大きな夢を見ました。僕の麻雀でファンの人は夢を見てほしい」と力を込めた。

 萩原は記念すべき開幕戦で、園田賢(赤坂ドリブンズ)、魚谷侑未(セガサミーフェニックス)、小林剛(U―NEXT Pirates)と対戦。「トップ取ります!」と宣言して出撃したが、3着に終わった。

 産声を上げたばかりのMリーグは規模の拡大が想定されており、本気でオリンピック競技化を狙っている。

「7チームで始まったが、今後チーム数は増えていく予定。またリーグ戦の冠スポンサーに大和証券がついた。2020年までの長期契約になっており、それだけ本腰を入れて取り組んでいくという証拠。将来的には五輪競技化を目指している。eスポーツの五輪種目採用が取り沙汰されているだけに、決して無理な話ではない」と麻雀関係者。

 萩原も「Mリーグを創設した時の一つのテーマがオリンピック。僕らは絶対に目指すべき!!」と力強く話した。