中村泰士氏 平尾昌晃さん遺産トラブルに「とても残念に思います」

2018年09月26日 18時01分

リハーサルを行った中村泰士氏(右)と佐川満男

 作詞・作曲家デビュー50周年を迎え、10月7日にライブ(ビルボードライブ大阪)を開催する中村泰士氏(79)と歌手・佐川満男(78)が26日、大阪・吹田市内のスタジオで公開リハーサルを行った。

 中村氏は「美川鯛二」名義で佐川のステージの前座歌手を務め、1968年10月10日発売の佐川のシングル曲「今は幸せかい」では作詞作曲を担当。この曲が大ヒットし、その後の成功につながった。

 2人はテレビのトーク番組でも共演し、20年ほど前には2人で年間数十回のライブステージをこなしていたが、今回は約15年ぶりの“2人会”という。

 中村氏が「大人のすてきなライブです。久しぶりに年寄り同士が和気あいあいとやります」と意気込むと、佐川は「毎回、ライブのたびにトークのネタを考えるのも楽しかった」と当時を振り返った。

「今は幸せかい」について、中村氏が「佐川の声でないと成立しなかった曲」と語ると、佐川は「俺の片割れみたいな曲」と感謝しつつ「これがヒットして『喝采』や『北酒場』が生まれた。誰のおかげ?」と笑った。

 音楽界では、平尾昌晃氏(享年79)の遺産相続を巡る騒動が起きているが、中村氏は同じ作曲家として「とても残念に思います。平尾さんファミリーは子供たちがずっと小さいときから存じ上げていて、印象としてはビッグなお父さんの名前の中で窮屈だったり、また自慢だったり…。大人に紛れてけなげに生きてきた。当時からマネジャーだった奥さんも献身的なところを見せていたので、まさかこんなことになるとは。一番は落としどころがあれば…。とても悲しい出来事だと思う。平尾さんの作品は自分のものであって、実はすでに自分のものじゃない。受け取った方の宝物として存在している。それがこういうことで少し気持ちがなえるというか、カラオケで歌ったときに影響が出るとか…心が痛いです」と悲しんだ。

 佐川も同調し「丸く収まってほしい」と話した。