俳優の京本政樹(59)と梅沢富美男(67)が19日、都内で行われたデンゼル・ワシントン主演映画「イコライザー2」(10月5日公開)のPRイベントに出席した。

 作品が米国版「必殺仕事人」ともいえる内容から招かれた京本は「前作を見た時、仕留めた相手をつるす場面があった。あれ、必殺仕事人をハリウッドがパクったのかと思った。影絵の場面もあって、よく僕らを研究しているなと思った」などと感想を述べた。

 梅沢と初共演したのは、組紐屋の竜役で大ブレークした「必殺仕事人Ⅴ」の最終回。京本は「当時、女形で有名だった梅沢さんがゲストで出てドキドキした」という。

 当の梅沢は「僕が演技していると、松竹の撮影所に暴走族が来て、外でパープー言ってる。こりゃダメだと演技をやめたら、監督から『なんでやめるんだ。後で音を入れるんだ』と怒られた」とエピソードを披露。続けて「必殺に出たのは2回だけなんだけど、2~3分しか出番がないのに、寒い京都で何時間も待たされた。竹やぶのロケでは外人の出演者がNGばかり出しやがって、絞め殺そうかと思った」と恨み言を並べ立てた。

 京本があまりにしゃべりすぎて時間が足りなくなったため、梅沢は「お前しゃべりすぎだよ。さっき打ち合わせしたのに。時間ねえじゃねえか」と不機嫌に。

 さらに「俺が『夢芝居』で紅白に出た時にな、NHKはリハで4回も歌わせたんだ。1ミリも動いてないのに。バカ! 怒ってからそれ以来、声がかかんないんだよ。かかれば、また出たいけどな」と話すと「日本は映画もドラマも、くだらねえ漫画題材のばかりやりやがって。バカ! ま、俺も出たけどな。それに比べてこの作品は米国の映画なのに、義理と人情を大切にしていて偉い」とアピールして締めくくった。