引退・安室奈美恵これからは2世発掘へ 沖縄県内から期待の声「芸能スクール開校して!」

2018年09月17日 11時00分

安室奈美恵

 歌姫の今後は――。1990年代から日本の音楽シーンをけん引してきた歌手の安室奈美恵(40)が15日、地元沖縄でラストのステージに立った。デビュー記念日にあたる16日をもって引退する歌姫は14歳でデビューし、97年2月の「CAN YOU CELEBRATE?」で女性ソロ歌手シングル歴代売り上げ1位を記録するなど、数々の“伝説”を残した。引退後、安室は「表には出ない」と話しているが、周囲からは“第2の安室”を発掘すべく「真・沖縄アクターズスクール」の開校を切望する声が上がっているという。

 昨年9月20日に引退を電撃発表してから、はや1年――。ついに安室が絶頂期のままステージを去った。

 最後の舞台となった沖縄には国内外からファンが殺到。航空機やホテルは軒並み満席・満室で、沖縄の街は往年のギャルファッションに身を包んだ“アムラー”で埋め尽くされた。チケットを持たないファンは音漏れを期待して会場周辺に集結。現場と一体となって安室の最後を見守った。

 平井堅らと共演したライブでは8曲を熱唱。いつもと変わらず歌とダンスが中心で、MCは「皆さん、本当に本当にありがとうございました」のひと言。取材したマスコミに「曲目は明かすな」と厳命するなど、最後まで安室流を貫いた。

 歌手人生は記録ずくめでもあった。92年9月16日にアイドルグループ「スーパーモンキーズ」のメンバーとしてデビュー。その後、小室哲哉(59)プロデュースのもとヒットを連発し、オリコン調べによると「CAN YOU CELEBRATE?」は229・6万枚を売り上げ、女性ソロ歌手シングル歴代売り上げ1位となった。今年2月からスタートした引退ツアーは国内外23公演で観客数80万人を記録し、小田和正(70)が持つ国内ソロアーティストのツアー動員記録を塗り替えた。

「グッズもバカ売れして、複数のCMにも出演。ツアーの模様を収めたDVDは予約だけでミリオン超えしています。まさにこの1年は“引退バブル”。稼ぎ出した金額は300億円以上とも言われています」とは代理店関係者。

 そんな安室のセカンドキャリアはどうなるのか?

 周囲には「表舞台にはもう戻らない」と話しているそうだが、一方でNHKの特番では「(引退について)ピリオドを打つイメージではあるけれど、打った先も冒険なので止まっているわけではない」と話していた。

 そこで浮上しているのが、安室の原点とも言うべき「真・沖縄アクターズスクール」の開校だ。

 安室を筆頭に「SPEED」や「DA PUMP」などを輩出し、芸能界で一時代を築いた“本家”沖縄アクターズスクールは、ブームの終焉とともに規模を縮小。沖縄発のスーパーアイドルは久しく出ていない。

 それだけに「安室さんが校長の芸能スクールを新たに開校して、将来有望な新人を発掘、育成してほしいという声が沖縄県内から上がっている」と芸能関係者は言う。

 いまの安室ならば、ファッションブランドを立ち上げれば成功するし、アーティストをプロデュースすれば労せず大きな話題になるだろう。わざわざ校長になって、一から新人を発掘・育成するのは割に合わないようにも思えるが…。

 音楽関係者は「安室さんは郷土愛が深く、『沖縄に恩返しを』の思いを持ち続けています。引退後の生活を『冒険』と評するのならば、あえて難しいことにチャレンジするかもしれません。彼女はそういう性格でもあります」と話す。

“第2の安室”を探しに「アムロ、行きます」となるかもしれない。

【沖縄アクターズスクール】俳優の長門裕之、津川雅彦(ともに故人)の親戚であるマキノ正幸氏が主宰するタレント養成所。1983年に開校。記事本文にある安室らのほか、女優満島ひかりもメンバーだった「Folder」、黒木メイサや知念里奈、早坂好恵らグループや歌手、女優、タレントを多数輩出している。昨年8月に掲載された本紙記事で、マキノ氏は「沖縄アクターズスクールの名前は残しているが、一般の生徒はもう募集していない」とコメント。紹介を受けた少女5人が在籍としていた。