落語家の林家木久扇(80)、女優の藤田朋子(53)が13日、東京・千代田区の神田明神で行われた時代劇漫画誌「月刊COMIC魂」創刊プレス発表会に出席した。

 同誌で連載中の木久扇は若いころ、漫画家を目指していた。現在もメキメキと画力を上げており、人気連載となっている。

 木久扇は「テレビの時代劇はお金がかかる。1本作る値段で現代ものが3本撮れるから。でも、テレビで時代劇が衰退する中、コミックだと若い人が読んでくれる。昔は見向きもされなかったのに。時代劇がまた盛り上がるようにお手伝いをしたい。これまで締め切りがない生活だったので、催促されると、うんといいものを作ろうという気になる」と話す。

 また、同誌には時代劇スターの俳優・京本政樹(59)も協力し、漫画のキャラクターとして登場している。やはり、同誌で連載を持つ藤田は「『どうして、もみ上げを伸ばしているの』と聞いたら『皆が求めてるんだよ』と言っていた。かっこいいよね。私、京本さんとキスしたことあるよ」とマル秘エピソードを披露。イケメン好きの“趣味人”でもある木久扇は「京本さんは宝塚の香りがする。そういうファンもいらっしゃる」とうらやましがった。

 ところで、この日はジャニーズグループ「タッキー&翼」の解散が発表された。木久扇は「あ、別れるんだなと思った」とユーモアたっぷりに感想を述べ笑いを誘った。

 そして「ジャニーズからチケットをもらい、滝沢歌舞伎を前から4番目の席で見ていた。滝沢君がくわえたバラを投げる場面があり、私の前に飛んできてそれを拾った。ウケようと思って僕もくわえたんだけど、よく考えるとそこには滝沢君のツバがついている。だから、両側に座っていた女の子たちが『なんで、なんで』と悔しがり、総スカンを食らった。それにしても、彼は偉いね。経営能力がある。くわえたものは放さない」と、親交のある滝沢との思い出話を明かした。

 同所では15〜17日までプロゴルファーの横田真一(46)、漫画家のちばてつや氏(79)、池上遼一氏(74)、騎手の安藤洋一(29)、京本らがトークショーを行うほか、原画展も開催される。