爆笑問題30周年ライブ 因縁の新潮から花

2018年09月04日 11時00分

新潮社から届いたお祝いの花

 お笑いコンビ「爆笑問題」(太田光=53、田中裕二=53)が、8月30日から9月1日まで、3日間連続で結成30周年記念単独ライブ「O2―T1」を東京・港区のEXシアター六本木で行った。会場には爆笑問題と親交の深いビートたけしやサザンオールスターズ・桑田佳祐ら、芸能界、出版界などから多くの花が贈られたが、観客から一番注目を集めた「花の贈り主」は、たけしでも桑田でもなかったという――。

 30周年記念の単独ライブのタイトル「O2―T1」の意味は「太田が2つ、田中が1つ」。2000年9月、睾丸肥大により“片タマ”の摘出手術を受けた田中に着想を得たものだ。ライブはなんとコントオンリー。爆笑問題がコントだけの単独ライブを行うのは何と「28年ぶり」(田中)だ。

 今回は演目「サラリーマン」「数字男」「二人の兵士」「医者と患者」「爆チュー問題」と5本のコントを演じたが、1本目の「サラリーマン」は風俗店「手コキクリニック」が舞台と、はちゃめちゃな設定。だが5本すべてがまるでSF小説のようにリンクしていて、観客も2人のコントに引き込まれた。

「二人の兵士」はSNSと有名人の戦いをテーマに、戦場の2人のやりとりをネタにしたコント。ここでは太田が銃を取り「新潮!」と、自身が「週刊新潮」に報じられた日大裏口入学疑惑をネタにした。最後のネタは2人がネズミに扮した大人気キャラクター「爆チュー問題」。有名曲「でたらめな歌」も披露した。

 ライブ終了後のトークでは、登場するなり太田が「どうも、アニマル裏口です」と、またもや裏口入学報道をギャグにした。すると田中も「新潮社から祝いの花が届いてたよ。裏口から搬入したんだって」と笑いを誘った。

 30周年を祝福するために贈られた花は、たけしをはじめとした芸人仲間、桑田ら音楽関係、稲垣吾郎、草彅剛、香取慎吾らタレント、さらにテレビ各局、出版界と、ありとあらゆる関係先から届いた。その数は実に200超。「会場のEXシアター六本木が完成して以降(2003年11月末オープン)、最多の数だった」(事務所関係者)

 だがそれらを差し置いて、観客からナンバーワンの人気を誇ったのは、実は新潮社から贈られた花。写真撮影のため、人だかりができたほどだった。

 ただこの花を贈ったのは、裏口入学を報じた「週刊新潮」ではない。贈り主は「新潮社 出版部」だった。

「太田さんは新潮社から小説を出版しています。その担当者が贈ったということでしょう。出版の担当者も裏口入学の報道で板挟みになって、かなり大変だったそう。体調も崩してしまったそうです」(テレビ局関係者)

 新潮社から贈られたお祝いの花について、田中は「まあ、裏口(入学)の件もネタにさせていただいたから。そういう意味ではオレの片タマも散々、笑いになったからありがたかった。当時は深刻だったけど」と言うと、太田は「コイツが一番ヒドイ!」とツッコんでいた。

 30周年記念単独ライブを前に報じられた裏口入学疑惑だが、爆笑問題はしっかり笑いに変えたようだ。