ウディ・アレン監督“養女性的虐待”再燃「#MeToo」運動で新作映画お蔵入りか

2018年09月01日 16時30分

 米人気歌手セレーナ・ゴメス(26)と“ハリウッドで最も旬のイケメン若手俳優”ティモシー・シャラメ(22)らが共演する名匠ウディ・アレン監督(82)話題の最新作「ア・レイニー・デイ・イン・ニューヨーク」(原題)が「お蔵入りか」と米紙ニューヨーク・ポストなどが今週報じた。

 同映画はインターネット配信サービスを行っているアマゾンが、年内に公開する予定だった。だが、1990年代に争われたアレン監督の養女に対する性的虐待疑惑が“#MeToo(私も)”運動の広まりとともに再び大きくクローズアップされたことから、アマゾンが事実上、公開を断念したというのだ。

 ポスト紙によると、アマゾンはすでに2500万ドル(約27億7500万円)で同作品を購入していたが、同社は「公開日程は決まっていない」とコメント。アレン監督は今作品を含め、映画4本の製作をアマゾンと合意しているが、今後のことは白紙になったようだ。

 アレン監督の疑惑とは、92年に当時7歳だった養女ディラン・ファロー(33)が、性的虐待を受けたと訴えたもの。アレン監督は長年交際していた米女優ミア・ファロー(73)によるでっち上げだとして反論。当時、アレン監督は大学1年生だった、ミアの別の養女イン・スー・プレヴィンと恋愛関係にあり、そのことを知ったミアによる復讐だと主張したのだ。その後、監督とインは97年に結婚している。

 性的虐待の告発を受け、捜査が行われたが、93年に証拠不十分で不起訴となった。だが、2013年になって米誌「ヴァニティ・フェア」がディランの被害証言を特集。さらに昨年10月、ハリウッドの大物プロデューサー、ハーベイ・ワインスタイン氏の長年にわたる性的暴行やセクハラ疑惑が浮上。“#MeToo”運動が広がった。

 これによってアレン監督の疑惑も再注目され、昨年12月には米紙ロサンゼルス・タイムズが、今年1月にはCBSニュースが取り上げ、同監督は渦中の人となっていた。

 そんな中、アレン監督は今週、休業宣言したが、米紙イースト・ベイ・タイムズなどは「これでウディ・アレンの映画キャリアもついに終わりか」と厳しい見方をしている。