日本ボクシング連盟前会長の山根明氏(78)が、8日放送の関西テレビのローカルバラエティー番組「胸いっぱいサミット!」(土曜正午=関西ローカル)の収録に参加したことが分かった。同局が31日、明らかにした。

 番組は30日に収録。山根氏は見慣れた日の丸ジャージー姿ではなく、おしゃれなダークスーツ姿で登場。読売テレビ内から生放送に出演したことはあったが、スタジオでの収録は初だという。

 同番組に出演した理由については「妹が昔、芸能界におりまして…。(胸いっぱいは)おもしろい、質が良いというので」と話した。

 同番組のパネラーを務めるタレントのデヴィ夫人は同じ78歳。25日の放送では「再婚するなら、山根さん!」と公言していたが、山根氏も「デヴィ夫人の大ファンです!」と発言。クセの強い2人だが息はピッタリで、共演者からも「お似合い!オーラがすごい!」との声が上がった。

 そんな山根氏は辞任会見での発言について「思いつきでアドリブです」と当時の心境を吐露。また、ボクシング関係者が、山根氏をもてなすために用意したとされる“おもてなしリスト”の存在については「要求したこともないし、見たこともない」とキッパリ。フルーツや酒などがズラッと並んだ“おもてなし写真”を見ながら「私は、バナナは食べません。遠征の際は、家内がカンロ飴とチョコレートを持たせてくれるので、必要ないんです」と言い放った。

 出演メンバーの質問攻めに、笑いを交えたコメントで応じる山根氏に対し、司会の女性お笑いコンビ・ハイヒールのリンゴは「吉本興業とかいかがですか?」とオファー。すると、山根氏は「実はあるところからオファーが来ていて」と芸能事務所から接触を受けていることを明かした。

 元リポーターでDJをしていたという妹は以前、兄を「視聴率が沸く(稼ぐ)男」と持ち上げ、「これからいろんなドラマが始まっていく。ご期待ください」と語っていたが、いよいよ第2幕の幕開けといったところか。