30日に放送された山崎賢人(23)主演のフジテレビ系連続ドラマ「グッド・ドクター」(木曜午後10時)第8話の平均視聴率が9・4%だったことが31日、分かった。

 同作は、日本にたった0・3%しかいない小児外科医を舞台にしたメディカルヒューマンドラマ。

 山崎は驚異的な記憶力を持ちながら、コミュニケーション能力に障害があるサヴァン症候群の青年医師・新堂湊を演じる。幼少期から医師になることが夢だった湊が、研修医として小児外科医の世界に飛び込み、子供たちの命のため奮闘し、子供たちに寄り添いながら共に成長していく姿を描く。共演者は先輩医師役に上野樹里(32)、小児外科のエース医師として藤木直人(45)ら。
 
 初回から11・5%を記録する好スタートを切った今作。視聴率は第1話11・5%→第2話10・6%→第3話11・6%→第4話10・6%→第5話12・2%→第6話10・8%→第7話13・0%と推移。今回は前回から一気に3・6ポイントダウンし、初めて2桁を割った。

 今回ネット上で話題となったのは“きょうだい児”(病気や障害を持つ子のきょうだい)の苦悩。あらすじは、早見香織(酒井若菜)は息子・陽翔(鳥越壮真)を高山(藤木)に診察してもらうため、長男の翔太(池田優斗)を連れて東京へ来ていた。夏美(上野)は香織の看病疲れと合わせて、弟のために転校した翔太の環境変化を心配していた。

 そんな中、香織が階段から転落し、病院に運ばれてしまう。しかし、ケガを負いながらもそれを隠して、陽翔の面会に向かう。すると、夏美が病室を訪れ、以前に陽翔が依頼した外出許可について高山から許可が下りなかったことを伝える。

 これに陽翔は納得いかず、駄々をこねる。すると、翔太がこれに「いいかげんにしろ」と激怒。病室を飛び出し、追いかけてきた香織に対して「いつもおれは我慢ばっかり。父さんも母さんも『陽翔、陽翔』って、俺のことなんてどうでもいいんだろ」と苦悩を吐露するという展開が描かれた。

 この苦しい心の叫びに対してネット上では「気持ちが分かりすぎて辛い」「お兄ちゃんの叫びが突き刺さる」「感情移入して泣いてしまいました」と共感する声が上がった。さらに翔太を演じる池田の演技力に対して「上手すぎて涙が止まらない」「久々にいい子役見た」「演技が素晴らしすぎるし顔が良過ぎる」と絶賛の声が続出した。

(数字は関東地区、ビデオリサーチ調べ)