ブレーク中のお笑い芸人ひょっこりはん(31)が27日、都内で自身初の書籍「ひょっこりはんをさがせ!」(宝島社)の発売記念イベントを開いた。
 同書は、イラストの中に隠れたひょっこりはんを探して遊ぶ絵本。米国の自由の女神やエジプトのピラミッドなど世界の名所に潜んでいる。

 タイトルや遊び方、イラストの作風が世界的に人気の絵本「ウォーリーをさがせ!」にそっくりだ。ひょっこりはんはネタのBGMの著作権をめぐって6月に謝罪して解決したが、今度は“パクリ騒動”に発展しかねない。それだけに「何重にも確認した。大丈夫だと思う」と版元とチェックを繰り返したという。

 今、バラエティー番組やイベントに引っ張りだこ。月収は不遇の下積み時代から「100倍くらいになっているかもしれない」とニンマリだ。交際中の女性、通称ひょっこりちゃんとも「外食でちょっといいところに行くようになった」。結婚についても「のちのちそうなればいい」と前向きな思いをはせた。
 お笑い関係者が言う。

「今、ひょっこりはん人気を支えているのは子供たちなんですよ。あのポーズが小学校や保育園で大流行。先生までやってみせて大ウケなんです。芸人のギャグは大人にウケるより子供にウケた方が断然いい。大人はすぐに冷めてしまうが、子供は冷めても、次の世代の子供にウケるからです」

 事実、10年以上前に大流行した小島よしおのギャグ「そんなの関係ねぇ!」は、いまだに子供たちに大ウケ。軽妙な音楽に合わせるネタ「なんでだろう」を持つテツandトモも、息の長い活躍を見せている。

「ひょっこりはんも、今根付かせれば、ずっと食っていけるのではないでしょうか」(同関係者)

 不遇な時代への逆戻りは、もうなさそうか。