日本テレビ恒例の「24時間テレビ 愛は地球を救う」がいよいよ、25~26日に放送される。注目はもちろん、チャリティーマラソンのランナーを務めるお笑いコンビ「ANZEN漫才」のみやぞん(33)だ。猛暑の中、番組史上初のトライアスロン形式(水泳、自転車、長距離走)に挑戦することが視聴者らの不安を呼んでいたが、ここにきて日テレも危機感を募らせているという。

 みやぞんは当日、スイム(水泳)1・55キロ、バイク(自転車)60キロ、ラン(長距離走)100キロのトライアスロン形式に挑むことが15日に発表されている。

 チャリティーランナーを務めることが公表されたのは6月初旬。間もなく訪れた今年の夏、日本列島はとんでもない猛暑に襲われた。先週、殺人的とも言われた暑さも若干和らいだものの、よりによって「24時間テレビ」が放送される今週に入って、猛烈な暑さがぶり返してきた。

 そうした中、番組史上初のトライアスロン形式にチャレンジするみやぞんの健康状態について、心配する声がさまざまなところから上がった。本紙でも報じてきたが、いくらスポーツ万能で運動神経抜群のみやぞんとはいえ、酷暑下で通常を上回る長い距離で行われるトライアスロンが、過酷すぎるチャレンジなのは間違いない。

 そうした状況で放送されることに、日テレも直前になって大いに危機感を募らせ始めたという。その影響で、以前は「トライアスロンにチャレンジ」などと表現していたが、8月に入って「『トライアスロン形式』という表現に統一しろ!」と言い始めたのだ。

「確かに6月に発表した時から『トライアスロン形式』だったんですが、アバウトに“トライアスロン”の表現でもOKだった。それが今では『トライアスロン』は局内でNGワード化。必ず『形式』と付けて表現するように徹底されている。酷暑の中、万が一にもみやぞんの体調が悪くなったら距離を短くしたり、場合によっては競技を省くことも視野に入れているということ。『形式』と付けることで、どうとでも変更できる。万が一が起きたときに、局にとって“逃げ”を打てる都合のいい言い回しを採用したわけです」(日テレ関係者)

 実際、23日に放送された「ぐるナイ」では、出演したみやぞんに「24時間テレビ トライアスロン形式に挑戦」というテロップがかぶった。21日に出演した情報番組でも同様だった。番組ホームページでは「トライアスロン」という見出しも見られるが、「形式」を強調し始めたように見受けられる。

 本番に向けて、都内や神奈川県内で練習に取り組んでいるみやぞん。一部で「体調は絶好調」と報じられているが、実際はどうなのか?

「実は絶好調とは言い難い。マラソンをすると、なぜかおなかの調子が悪くなってしまう。だから正露丸を手放せなかったらしい」(同)

 そうした状況などから番組側は“最悪事態”まで想定しなくてはならなくなったという。

「実はトライアスロンにチャレンジするにあたり、万が一に備えて生命保険に加入したそうだ。一説では『1億円の保険に加入した』ともいわれている」(事情通)

 関東地区は両日、最高気温33~35度の真夏日となることが予想されている。とにかく、みやぞんが無事にゴールすることを祈るしかない。