異色の新人女優・行平あい佳が“壇蜜”超え宣言

2018年08月23日 11時00分

妖艶な表情で“壇蜜超え宣言”をした行平

 タレント・壇蜜(37)をこの世に出した、SMをテーマにした映画「私の奴隷になりなさい」の続編シリーズ「私の奴隷になりなさい第2章 ご主人様と呼ばせてください」(城定秀夫監督)が、9月29日に公開される。主演を務める行平あい佳(27)が、本紙独占取材に応じた。早稲田大学卒業の才女ながら、壇蜜より過激なフルヌードに挑戦。「主演をやるからには、壇蜜さんを超えたい」と当時、巻き起こった“壇蜜ブーム”超えを力強く宣言した。

 壇蜜を超える“エロスの女王”がこの秋、誕生する。同映画は“究極のSM”を描いたR―18指定の大人の恋愛作品。行平演じる人妻の「明乃」と、婚約者のいる男が不倫関係となり、泥沼の恋愛の末、明乃は奴隷としての素質を激しく開花させるのだが…。本紙はそのスチル写真を独占入手。男を思いながら浴槽で自慰にふけるシーンや、奴隷の証しともいえる「首輪」を装着するシーンなど、新人女優が体当たりで挑戦している。

 本紙に行平は「ビジュアル的には刺激的ですし、性愛をそのまま描いていますが、その中には精神的なつながりが繊細に描かれています。一見、エロスだったり、そういうシーンもたくさんありますが、その中にある文学というものがしっかりと出ていると思います」と語る。

 観客はどう見ればいいのか。「言葉に表せない感情が2人の動きで垣間見える。観客の方には『なんだか、アブナイことやってるけど、きれいだね、この2人』と言われるとうれしい。明乃という女性はどこにでもいるメインストリーム(主流)を歩いている女性だけど、胸の中にある情熱、作品では性愛ですけど、誰でもその人になれるかなと思います」(行平)

 ヌードになったことには「怖いもの知らずってすごいなって思いました。ちゅうちょは全くなかったです。台本を読んだ時点で、この作品が映像化されたら、絶対に素晴らしいものになると思っていたので」と肝の据わった女優としての強さを見せる。

 美しいボディーラインを表現するために参考にしたのは漫画だという。

「ある意味、漫画での美しい体というのは、理想が描かれているわけじゃないですか。誰が見てもきれいに見える。どうやったら、そういうふうに見えるかというのを考えましたね」(行平)

 女優を志したのは早稲田大学在学中。映画サークルに入ってその喜びに目覚めた。当初から、役者志望だったが「オーディションで役をもらうより、自分で作って出演した方が早いかなと思って。今思えば強引ですね(笑い)」と、裏方としてスタート。助監督時代には「体力と生活力に限界が来ていて、やめようと思った。電車代の130円がなくて、歩いて帰ることもよくありました。あの時、やめなくて良かったな」と振り返る。

 この「私の奴隷――」シリーズでは2012年公開で主演を務めた壇蜜が一気にブレーク。今も一線で大活躍している。

「壇蜜さんは唯一無二の存在なので、その後ろを同じ方に追いかけようとは思えなくて。その中でどう役割を果たそうかと、気を引き締めましたね」と壇蜜にリスペクトを示しながらも「やるからには超えないといけない」と女優としての気概を語った。

 大学時代には「平家物語」の研究に没頭していたという一面もある。

「平家物語って、登場人物が着ている『着物の色』の描写が詳しい。頭から爪先、持っている馬の色まで」

 研究の末、出した結論は「平家物語は聞かせる文学なので、読み手、聞き手によって受け取り方に幅がある。なので、色の描写で受け取り手の『共通項』を作ったり、映画でいう『カット割り』を物語の緩急をつけるために使っていたと思います」。このインテリジェンスも行平の女優としての魅力だ。

「映画を見に行くときでもシーンにおける色の効果を考えちゃって、友達には『あい佳と一緒に映画見ても楽しくない』と言われます」と苦笑いしたが、それも研究熱心な姿勢の表れだ。

◆壇蜜伝説=壇蜜は映画「私の奴隷になりなさい」で様々な“伝説”を作った。2012年11月3日に銀座シネパトス(現在は閉館)で映画が公開されたが、グラビアで少し名前が売れていた程度だったにもかかわらず、連日、満員に。

 芸能界の支持者が多いのも特徴だった。相手役だったお笑い芸人の板尾創路は「壇蜜の尻は“特撮もの”や。SMシーンで叩いているうちに、最初は演技で叩いていたものが、どんどん我を忘れて、最後は無我夢中で叩いていた」と壇蜜のお尻の不思議さを周囲に語っていた。その板尾が壇蜜のヘアを剃毛するシーンがあまりにもエロすぎるということで、映画を審査する「映倫」から一旦は合格をもらったにもかかわらず、突然、NGを出されて、再編集するというハプニングも起きた。

☆ゆきひら・あいか=1991年8月8日生まれ。東京都出身。2014年早稲田大学卒業後、フリーランスの助監督作品に携わり、その後CMなどの絵コンテライターとして活動を開始、その後女優に転身。特技はイラスト、クラシックバレエ。母は元女優の寺島まゆみ。身長166センチ。