「#MeToo」火付け役女優 未成年俳優への性暴行で4200万円和解金

2018年08月21日 16時30分

再会した当日に撮ったジミー(左)とのツーショット写真をアーシアは公開していた(インスタグラム=@asiaargento/instagramから)

 セクハラや性暴力撲滅のため、ハリウッドから始まった「#MeToo(私も)」運動の火付け役の女優が、未成年男子とみだらな行為をして、被害者側に和解金38万ドル(約4200万円)を支払っていたことが明らかになった。

 米紙ニューヨーク・タイムズによると、イタリア出身の監督兼女優アーシア・アルジェント(42)は2013年5月9日、ロサンゼルスのホテルで当時17歳だった元子役の米俳優ジミー・ベネット(22)に性的暴行をした。

 2人は04年の映画「サラ、いつわりの祈り」で親子を演じており、この日は久しぶりの再会だった。ジミーは家族とともに待ち合わせのホテルの部屋を訪ねたが、アーシアは家族に席を外すよう求め、2人きりになった際に性行為に及んだと同紙は伝えている。

 アーシアは昨年10月、ハリウッドの大物プロデューサー、ハーベイ・ワインスタイン氏(66)によるとされる性暴力を米誌「ニューヨーカー」に激白。21歳だった1997年、同氏にレイプされたと訴えた。

 この告発がきっかけとなり、ワインスタイン氏の長年にわたる女優や女性スタッフに対する性暴力や性的嫌がらせが次々と発覚。米有名女優らが被害を訴えた。一連の報道を受け、女優らが中心となった「私も被害者。もう泣き寝入りしない」という意味の「#MeToo運動」が国外にも広まった。

 運動の象徴的存在となったアーシアに対し、ジミー側の弁護士は「未成年をレイプした」として訴訟準備をしていることを本人に通告。ジミー側は「アーシアによる性暴力がトラウマになり、俳優としての活動に障害をもたらした」と訴えた。

 アーシアは交際相手だった著名なシェフで米テレビ司会者のアンソニー・ボーディン(今年6月に死去)に相談。アンソニーの弁護士がジミー側と交渉を重ねた結果、38万ドルを支払うことで和解が成立したという。