ロシアの海岸に漂着した“謎の巨大生物”の死骸の正体

2018年08月22日 11時00分

漂着した謎の巨大生物の死骸(ロイター)

 ロシアの海岸に漂着した謎の巨大生物の死骸が話題になっている。

 全長約8メートル、重さは4トン以上。灰色の体毛に覆われ、長い牙や骨のような物体も見える。

 この巨大生物はロシアの最東端に位置するカムチャツカ半島の太平洋側、パハチ村に隣接するベーリング海に面した浜辺で見つかった。この町に住むスベトラナさんが今月1日、嵐が過ぎ去った後に発見したという。

 地元メディアの取材にスベトラナさんは「この生き物の毛皮が興味深いわ。普通の毛皮みたいなんだけど、チューブ状になっているの。小さくて細かいチューブがたくさんぶら下がっているように見えるわ。古代生物かしら?」とコメント。

 フワフワした毛は思わず触りたくなるが、近付くとひどい腐臭を放っていたという。しかも砂に埋まっている部分もあるため、掘削機がないと移動は困難。あまりの巨大さに興奮気味だった住民も、現在は“悪臭被害”を心配しているという。

 正体は一体何なのか?

 ネット上では「巨大なモップ」や「ウバザメ」「ダイオウイカ」、さらには「永久凍土から溶け出したマンモス」などと“予想大会”が白熱。確かに牙のような物体の形状はマンモスをほうふつとさせるが…。

 地元ロシアの海洋生物学者は「長期間海水にさらされたクジラの筋繊維が露出した肉塊とみられる。これはそのクジラ全体ではなく、波によって引きちぎられたパーツの一つだろう」と推測。

 似たようなケースでは2017年5月に、インドネシアの島の沿岸に全長約15メートルの巨大生物の死骸が打ち上げられたことがあった。この時も正体はクジラで、マンモスの牙と思われた箇所はクジラの骨だったが、果たして――。