元テニスプレーヤーでタレントの松岡修造(50)が19日、都内で映画「ボルグ/マッケンロー 氷の男と炎の男」(31日公開)のトークイベントに参加。共演したテニス芸人のバモス!わたなべ(28)に“熱血ダメ出し”を連発した。

 1980年、ビヨン・ボルグとジョン・マッケンローが、ウィンブルドン決勝戦でぶつかり合ったテニス史に残る一戦。世界中が固唾をのんで見守った究極の名勝負が待望の映画化となった。

“樽体形”で「ボヨン・ボルグ」の名前でも活動するわたなべが「クール過ぎてポイントを取ったか、取られたか分からないボルグ」というネタを披露すると、松岡は「お笑いっていうのは、普通じゃダメなんだ。普通にやる中で、(笑いの部分を)1個を見つけないとダメ! マネジャーいる? このネタは今のところウケてない」とダメ出し。「こういう感じでやるんだ!」と、自ら“本家”ボルグのラケットの振り方を実演し、会場を盛り上げた。

 さらに、熱を帯びた松岡は「その体形なら、何でも語尾にブーをつけろ! このままじゃ終わっちゃうぞ!」と、終始スベリまくったわたなべにネタまで伝授した。

 この日の松岡はイベントの開始40分前から客席に登場し、スタッフの制止も聞かず報道陣、観客らと談笑。映画について説明したり、逆質問するなど“前説”のような役割で、何度も笑いを取って会場を温めた。

「松岡さんのトーク力はすごい。この日もわたなべがタジタジになっていたが、テレビ番組でも笑いを取りまくるので、共演者に『松岡修造』の名前があると、収録前から恐怖に震える若手芸人が多い。現役時代を知らない人は、松岡さんのことを『テニスがうまい芸人』だと本気で思っている」(テレビ局関係者)

 あまりのトーク力に、業界内では“芸人殺し”とまで言われているという。