16日に放送されたNHK連続テレビ小説「半分、青い。」第118話の平均視聴率が21・5%だったことが17日、分かった。

 物語は大阪万博(1970年)の翌年、岐阜県東濃地方のとある町の小さな食堂に生まれ、小学生の時に片耳を失聴した「楡野鈴愛(すずめ)」(永野芽郁=18)が主役。夢、仕事、恋愛と失敗を繰り返しながらも、持ち前の行動力で現代まで生き抜く姿、その約半世紀を描く。

 初回から視聴率21・8%を記録し、前作「わろてんか」(主演・葵わかな)の20・8%を1ポイント上回る好スタートを切った。

 第20週のタイトルは「始めたい!」。視聴率は第115話20・5%→第116話20・6%→第117話20・7%と推移。前回から0・8ポイント上昇した。

 第118話は、つくし食堂2号店に向けて動きだした楡野家を描く。鈴愛は、祖父・仙吉(中村雅俊)の五平餅を受け継ぐべく、“修業”に励んでいた。仙吉は2号店の出来上がりを楽しみに「幸せや」とうたた寝していると、ひ孫の花野(山崎莉里那)が帰宅してくる。

 すると仙吉は「おーちゃんも名前が付けてみたい。今度の五平餅の店に」とひそかな夢を明かし、内緒を条件に店名を耳打ちする。花野は「かっこいい」と絶賛。そのまま2人は昼寝をする。そして仙吉は花野を胸に抱いたまま、眠るように息を引き取った。

 今回の放送に、ネット上では「涙が止まりません」「仙吉さんロス」「お店の名前仙吉さんのがつくといいな」と悲しみの声の声が広がった。また「悲しいけど、幸せに満ち溢れた最期だった」「理想の去り方だったなぁ」との声が上がっていた。

(数字は関東地区、ビデオリサーチ調べ)