16日のNHK連続テレビ小説「半分、青い。」第118話で放送されたヒロイン・楡野鈴愛(永野芽郁)の祖父・仙吉(中村雅俊)が亡くなるシーンに、ネット上で悲しみの声が広がっている。

 物語は大阪万博(1970年)の翌年、岐阜県東濃地方のとある町の小さな食堂に生まれ、小学生の時に片耳を失聴した「楡野鈴愛(すずめ)」(永野芽郁=18)が主役。夢、仕事、恋愛と失敗を繰り返しながらも、持ち前の行動力で現代まで生き抜く姿、その約半世紀を描く。

 第118話のあらすじは、つくし食堂2号店に向けて動きだした楡野家。鈴愛は、仙吉の五平餅を受け継ぐべく、“修業”に励んでいた。仙吉は2号店の出来上がりを楽しみに「幸せや」とうたた寝していると、ひ孫の花野(山崎莉里那)が帰宅してくる。

 すると仙吉は「おーちゃんも名前が付けてみたい。今度の五平餅の店に」とひそかな夢を明かし、内緒を条件に店名を耳打ちする。花野は「かっこいい」と絶賛。そのまま2人は昼寝をする。そして仙吉は花野を胸に抱いたまま、眠るように息を引き取った。

 脚本家の北川悦吏子氏が前日にツイッターで「明日、8.16 木曜日文春でも予告した通り、『半分、青い。』神回です」とつぶやいた今回の放送に、ネット上では「涙が止まりません」「安らかに…」「仙吉さんロス」「お店の名前仙吉さんのがつくといいな」と悲しみの声が広がった。

 一方、幸せなまま“最期”を迎えたことには「素敵な旅立ち」「悲しいけど、幸せに満ち溢れた最期だった」「みんなが憧れるやつだなぁ」「理想の去り方だったなぁ」「ひ孫の温もりに包まれて…」との声が上がっていた。