RG 周囲が心配する「山根ネタ」の危険度

2018年08月14日 11時00分

ツイッターでRGは山根前会長のものまね

 独特のキャラクターと突飛なコメントで、世間を騒がせ続けている日本ボクシング連盟の前会長・山根明氏(78)にいち早く乗っかり、そのキャラクターになりきったモノマネを始めたお笑い芸人・レイザーラモンRG(44)が、周囲から「激怒した山根氏に反撃されるのでは?」と本気で心配されているという。

 助成金の不正流用や暴力団関係者との交際などの疑惑が報じられた山根氏が、テレビなどメディアの取材に最初に応じたのは今月2日のこと。それまではまだどんな人物か世間一般的には分からなかったが、自ら「世界の山根」などと言い切る独特のキャラクターで、一気に知名度が広がった。

 これにお笑い界で、真っ先に反応したのがRGだ。自らのツイッターでは5日、山根氏のキャラをマネした写真をアップ。さらに「村田諒太が金メダルを取れたのも私のおかげ」との山根氏発言を「村田(とろサーモン)がチャンピオンになれたのも私のおかげ」と、昨年のM―1グランプリで優勝した「とろサーモン」村田秀亮になぞらえてチャカすなど、ネタにしたのだ。

 ツイッターだけではない。9日に都内で行われたパナソニックの靴脱臭機「MS―DS100」の発売記念イベントに、RGは山根氏に扮して登場。「楽屋にすごい量のジュースとお弁当があったけど、カンロ飴しか食べなかった」と、山根氏の好物であるカンロ飴をオチに使い笑いを取っていた。

 お笑い関係者は「若手芸人はみんな『やられた!』と悔しがってましたよ。いち早く話題の人物に乗っかったRGは確かにすごい。でもその一方で『よくやれるな』と言う芸人も多かった。だって失礼だけど、暴力団関係者とも交際していた人でしょ。山根さんの人となりもよく分からないのに勝手にマネをして激怒されたら、どんな反撃をされるか分からないから」と指摘した。

 確かにモノマネはリスクを伴うのも事実だ。「かつて『キターッ』という決めゼリフを武器に、織田裕二のモノマネでブレークした山本高広は、織田から不快感を伝えられ、一時はモノマネを封印していたことがありますからね。RGに山根さんが怒ったら、何をされるか分からない。たとえ山根さんが何もしなくても、周囲が“忖度”してRGを脅すかもしれないし」(同)

“怖いもの知らず”と言われるRGには“前科”もある。一昨年暮れに歌手・細川たかしのモノマネを始めた時だ。しかもRGは髪の毛を半分剃り上げてモノマネをしたため、当初は細川が激怒。「(RGが所属する吉本興業の大﨑洋社長に)電話してクビにする(させる)!」とまで話していた。

 だが、この時は幸いテレビ番組で共演して、何とか和解に至った。それどころか最近、細川はRGを弟子として公認。自ら“こぶしたかし”と命名し、いまでは2人一緒にイベントを行うほどの仲だ。

「確かに細川とは和解して、最近は共演も増えた。ただ、山根氏は細川と違って芸能界の人でもないし、シャレが通じるのか分からない。だからスタッフや芸人仲間は『RGはホントに大丈夫なの?』と心配している」(同)

 最近のお笑い界は、有名なタレントやスポーツ選手になりきったキャラで売れることが実際に多い。しまぞうZは数年前から、テニスの錦織圭をマネしたキャラクターで活動。お笑いコンビ「チョコレートプラネット」の松尾駿は、IKKOのキャラを演じるようになり、仕事が増えたことを明かしている。

 またアニメ「ドラゴンボール」の悟空の声でおなじみの声優・野沢雅子さんをマネしているのが「アイデンティティ」の田島直弥。

 最近ではお笑いトリオ「鬼ヶ島」のアイアム野田が、Jリーグ神戸に移籍しスペイン代表MFイニエスタのモノマネ芸人として知られる。8月5日に行われたFC東京対神戸戦では、緊急帰国したイニエスタに代わってスタジアムに登場するなど、着実に仕事につなげている。

 このため、いま最も旬と言える山根氏のキャラになり、“山根芸人”となるのは、仕事を増やすチャンスではあるが、怒らせたらシャレでは済みそうもない。それでも“山根芸人”の道を歩み始めたRGだが、果たして大丈夫なのか?

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