「ミス・ワールド2018」のファイナリスト30人が9日、都内で行われた美女と枕の祭典「まくらぼ×ミス・ワールド2018 パジャマ・ランウェイ」(大和屋ふとん主催)に出演した。

 凛としたたたずまいで、ひときわ目を引いた和風美女は、慶大4年生の伊達佳内子さん(21・東京)だ。戦国武将・伊達正宗公の末裔で、21代目の直系子孫にあたる。明治時代、宮城県から北海道・伊達市に移住し、同地を開拓した亘理伊達家の生まれで、現地には伊達一族の迎賓館など国が管理する歴史的建物もあるという。

 さすが名家の令嬢だけにおっとりとした物腰の中にも、意志の強さと知性を感じさせる。すでに複数の企業から内定を得る一方、オペラのソプラノ歌手としても活動しており「将来は欧州に留学し、歌手として国際コンクールに挑戦したい」と話す。

 ピンと背筋を正し、スタイルは抜群。「いつもおなかに力を入れて引き締めることを気をつけている。姿勢よく、物ごとを常に鳥の目で見られるようにと、小さいころから親に言われている」。日本古来の「臍下丹田」を心がけ、美しさを保っているようだ。

 ところで、伊達家一番の有名人といえば、分家の末裔として知られるお笑いコンビ「サンドウィッチマン」の伊達みきお(43)だろう。

 佳内子さんは「みきおさんのお宅は別の姓から伊達を名乗られたようなので、直接の親戚関係ではなく、よく存じ上げない。ただ、震災復興に尽力されたり、すごくすてきな方だと思うので、お目にかかる機会があればうれしい」と、サンド伊達との対面を夢見た。

 メタボがトレードマークのサンド伊達といえば、このところ、カロリーゼロ理論で大人気。「カツカレーはカレーととんかつのカロリー同士がぶつかってケンカするのでカロリーゼロ」「カロリーは真ん中に集まるので、ドーナツはカロリーゼロ」「カステラは潰せばこんなに薄くなるのでカロリーゼロ」と根拠不明な暴論で笑いを誘っている。

 都内で行われるミス・ワールド日本代表選考会までは、あと20日足らず。ファイナリストはそろそろ最後の仕上げに入る時期だが、佳内子さんは「就職活動やミス・ワールドの活動で忙しく、あまりテレビも見ないので、カロリーゼロ理論は知らない。でも、面白そうなので明日からやってみようかな」と目を輝かせた。サンド伊達が本家の令嬢に悪影響を与えないことを祈るばかりだ。