俳優の萩原聖人(46)が7日、10月に開幕する麻雀リーグ「Mリーグ」のドラフト会議に出席。「TEAM RAIDEN/雷電」に1位指名され、芸能界初のMリーガーとなった。

 先月、麻雀のプロスポーツ化を目指す「Mリーグ機構」の発足が発表された。川淵三郎氏が最高顧問で、サイバーエージェントの藤田晋社長が代表理事(チェアマン)を務める。今年は7チーム(各チーム3選手)が参加を表明し、10月の開幕を前に麻雀の主要プロ5団体の選手を対象に、ドラフト会議が行われた。

 Mリーグに参戦するため先月、萩原は日本プロ麻雀連盟所属のプロとなった。麻雀の実力は折り紙付きとはいえ、指名されるかは分からず、そのためドラフト前は緊張を隠せなかった萩原だが、見事に1位で指名された。「今はだいぶ落ち着きましたが、泣きそうでした。本当に名前が呼ばれるまでは『あれ、もしかして俺大丈夫かな?』とそんな気持ちになっていました」と安堵の表情を浮かべた。

 瀬戸熊直樹、黒沢咲とチームメートとなった。「伝統と強さと威厳と、あのユニホームを着てみたいと今の子供たちから、思ってもらえるようなそういうチームにしたいです」と力を込めた。

 芸能界にも麻雀ファンは多く、その中の一人の関係者は「芸能界で麻雀といったら、まず真っ先に名前が出てくるのが萩原。今年はトッププロが集まったリーグ戦にも参加し、惜しくも準決勝進出はならなかったが、いかんなく実力を発揮した。Mリーグでも、萩原率いるチームが優勝する可能性は十分にある」と語る。

 今回は選ばれなかったが、同じ日本プロ麻雀連盟所属で、本紙でコラム「岡田紗佳のツモる話」を連載中の岡田紗佳は「萩原さんは確かにプロとしては短い時間しかないんですけど、麻雀界を引っ張ってきたという事実は変わらないので、これからプロとしても頑張ってほしいなと思います」とエールを送った。