女優の宮本信子(73)が8日、俳優の津川雅彦さん(享年78)が4日に亡くなったことを受け、追悼のコメントを発表した。

 宮本と津川さんは国税の査察官を演じた「マルサの女」など、多数の伊丹十三監督作品で共演した。

 宮本は「ショックです。体調が良くなったら二人でご飯でも食べて、沢山思い出話をしましょうとメールをしておりました」と訃報を嘆いた。共演について「マサヒコちゃん、ノブちゃんと呼び合っていて、一番多く共演しているかと思います。『スーパーの女』あたりから息もピッタリ合っていて芝居をするのが本当に楽しかった。名コンビだったと思います。伊丹監督の厳しい注文をクリアすると、二人で手を取りあい、『やったぁ~』と、ハグして喜びました」と振り返った。

 続けて「マサヒコちゃん、あちらの世界で監督と一緒に待っていて下さい。私もいつか参ります。又、共演するのを楽しみにしています。長い間、ありがとうございました」と結んだ。